『
エンドレス・ポエトリー』
長らく映画制作活動を停止していたアレハンドロ・ホドロフスキーは自身の回顧録を映像として残すため再開。
その1作目である幼少期を描いた『リアリティのダンス』に続く内容が本作。
前作の終わりから始まるのはまさにそのため。
ここでは思春期から青年期が色濃く語られる。
ファンならばまず問題はないと思うが、まったくの一見さんは戸惑うかもしれない。
ホドロフスキー自身の体験を寓話的に、しかし生々しさを持って語られる彼の語り口はカルト的扱いも頷ける。
おそらく本作で取り上げている時期こそアレハンドロ・ホドロフスキーを芸術家の道へと誘った大切な時期ではないだろうか。先々で出会った芸術家たちなくして映画監督ホドロフスキーはなかったであろう。
その意味では彼のファンならマストとも言える作品。
アレハンドロの父との抑圧関係が少なからず影響していたと受け取るのは誰しもが納得するところではないか。
極彩色とイマジネーション溢れる映像はカメラがウォン・カーウァイ作品でも知られるクリストファー・ドイルに変わったことも相乗効果が表れているように感じた。
劇中でアレハンドロを演じるのは息子のアダン・ホドロフスキー。
実の父と上手くいっていなかったアレハンドロを思うと、息子が自分の役を演じることは単に容姿(が近い)だけのことでもあるまい。
そしてこの数奇な旅はまだ続く。(よね?)
最後は監督が自分を演じるのかなぁ?
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