江戸絵画の美術展を21世紀美術館に見に行ってきました。
丸山応挙や狩野派の様々な絵画、岸駒のすさまじい掛け軸など素晴らしい作品の数々を鑑賞してきました。
江戸時代という平安の世が何百年も続くことによって、これらの成熟した美術品が東洋の片隅で醸し出されて行ったわけです。人の「美」というものに対しての追求というのは本能的なものなのだろうかと考えてしまいました。日々の生活さえも二の次にして生み出されていく「美」というもの、そこに人は何を見出そうとしているのでしょうか?
丸山応挙のヤマドリの掛け軸絵の「鳥の目」のすさまじい迫力に「真美」というものの究極を見たように思いました。その同じ作者が子犬たちの何とも愛らしい姿にも「美」を見出していることに人の心の多様性を感じました。
偉人とともに巨人とも呼べる人達がこの世にいるのだと感じた次第です。
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