『
ジョン・ウィック チャプター2』
当たり役なのに当たらないとはこれいかに。(笑)
キアヌ・リーブスといえば代表作は『マトリックス』が真っ先に思い浮かぶ。
いくら銃で撃たれても弾が当たらないのも魅力だったが、本シリーズでも弾に当たりこそすれおいそれと死なない殺し屋を熱演。
<ガン・フー>というスタイリッシュなガン・アクションで新たなキアヌ・リーブスの当たり役となった『ジョン・ウィック』の続編。
前回のわずか5日後から始まるという意味では、前作は押さえておいた方がベター。
アニメやマーシャルアーツ、マカロニウエスタンなどの影響を受けたといわれるアクションが特徴で、何をするにもトゥー・マッチな演出がウリでもあったが、さすがに今回はトゥー・マッチに感じる。(苦笑)
ともかく人が死に過ぎ、簡単に死に過ぎ、ニューヨークにヒットマン居すぎ。
ニューヨークの一般人の生活はどうなっているんだ…と余計な心配をしてしまいたくなる。
ロシアン・マフィアからイタリアン・マフィアにシフトしてさらに大風呂敷を広げてみせていて、裏社会のシステマチックな仕組みの見せ方は面白いけど、ここまで説明することなのかは疑問。(ミステリアスさを残しておいても良かった気もする…)
監督は前作に続いてチャド・スタエルスキーが務め、キャストには『マトリックス』でキアヌと共演したローレンス・フィッシュバーンが顔をそろえる。
(監督も『マトリックス』繋がり。)
基本路線は前回を踏襲しているものの、『燃えよドラゴン』オマージュには笑ってしまった。
調度品や美術品などの高級感は見どころでもあるが、どこか薄っぺらな印象も否めない。
(そこは狙い通りかもしれないが…。)
前作より犬の活用が弱いのも気がかり。何やら『マトリックス・リローデッド』のモヤモヤが蘇える。
ストイックなのは<主人公像>よりも<映画>にこそ求めたい。
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