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2017年06月28日02:50

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『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』

『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』

 石井裕也監督作品ということで気になっていた。
邦画界において、独特の感性を持ち合わせている稀有な方ではないかと感じている。
ただ、冒頭ではやたらと説明的モノローグが多い映画だと感じていたのも事実。

 原作は最果タヒの詩集という。
最果タヒは86年生まれの詩人ということで、自分の中のモヤモヤが何となくスッキリした気がした。

 詩がベースということは、逆に言えば話の組み立ては小説の映像化よりも自由度が高いのではないか。
都会の孤独や閉塞感ある不安、日本が抱える問題を織り込む内容に珍しさはないが、その問題提起の重さと結論の落としどころの差にずっこけそうになった。(苦笑)
ストリートミュージシャンのメッセージソングがこっぱずかしくなるくらいにストレートすぎて本当にこれでいいのかという素朴な疑問がわく。

 ゲリラ撮影されたという渋谷や新宿のロケはよく知った場所が多く、なんだか奇妙な感覚を覚えた。
死も扱いながら重くならず、愛情表現もエロくならない(ヒロインはガールズバーでバイトしていたにもかかわらず!)という体温が低く体臭が薄い印象は石井監督作品らしいといえば“らしい”か。

 ヒロイン役の石橋静河(父が石橋凌、母は原田美枝子)は新人だそうだが映画が進むにつれて魅力を増す。今後が期待の星か。

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しかしTwitter泣かせのタイトルの長さだな。(苦笑)

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