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2017年06月26日06:33

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かやくご飯

 五目飯のことをかやくご飯と呼んでいるのは知っていたのですが、今読んでいる「澪つくし料理帖」という本の中で本来は「加薬ご飯」という言葉だったことを知って驚きました。

 そうか昔はご飯の中に薬となる漢方薬の素材のようなものを加えて食べていたんだなぁと思いいたりました。医食同源という言葉の通り普段から食べているものに薬となって身体を養う補うものを混ぜて食べるということを普通にしていたのだなと思います。

 食事の内容に無頓着になりがちですが、今のように医療制度が整備されていなかった時代には日々の食事で身体を強く保つということが大切な行為だったのだろうと思います。旬のものを頂くということも、地のものを頂くということも人の生きる道として大切な道筋だったのだと思います。

 先日のお年寄りがただ眠って身体を癒していたという思い出とともに加薬ご飯という言葉が人の本来の生きる道筋というものを知らしめてくれているように思います。
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