ネグレクトという言葉を時々は耳にしていたのですが、どういう意味なのかを知らずに最近までおりました。
それは地方都市に住んでいて周囲にそういう事が少ない環境にあったという幸いもあったということなのかもしれません。大都市のみで起きている現象でもないのでしょうが、私の住んでいる金沢周辺ではまだ少ないように思います。少なくはあってもきっとあることはあるのだろうとは思いますが。
育児放棄、児童虐待・・・要するに幼い子供たちが巻き込まれる悲惨な状況ですね。人が幼いものや弱いもの、小さなものを見た時に自然と覚える「保護欲」というか防護意識というものが人はみんな持っているものだと思っていました。
そういう意識が欠落している人間というのはどういう精神状態なのか、なかなか想像すらできません。ギャーギャーと泣きわめく子供さんを見ていても、それは何か原因があってのことだし、泣くのが仕事なんだからと思ってしまうのが普通なのですが、精神の発育が未成熟な人たちがいつの間にか親になってしまっているのがネグレクトを産む原因なのかもしれません。
核家族化というものも何らかの原因になっているのかもしれません。昔の日本では子供というものは親だけではなくて地域の人たちがいっしょになって育てていくという環境があったようです。現在の日本でもどこかの島で子供たちを集めて集団で育てていく養い親制度というようなものが残っているところがあったように記憶しています。
子供たちへの温かい目や耳を地域全体が持っているようなそういう地域社会を養っていけたら社会はもっと充実するような気がします。
ログインしてコメントを確認・投稿する