『
スプリット』
M・ナイト・シャマランの
初期作品を思わせるスリラー。
シャマラン映画としては低予算だが、俳優の力量とごく限られた閉鎖的シチュエーションが効いている。
突然、見ず知らずの男性に拉致監禁される女子高生3人。
犯人の謎に怯えながらも徐々に状況が明らかになってゆく。
少々難解な理屈が並ぶ前半はやや平坦にも映るが、次第に盛り上げるあたりの手腕はさすがシャマランといったところか。
サスペンスやホラーではナイスバディの美女というお約束もバッチリだ。
ただ、最後に来てまたもや頭が混乱をきたす。
それってアリなの?(驚愕)
シャマラン監督は映画で使われるデータ類は実際に調査したものばかりだというから、案外眉唾と決めつけるわけにもいかないか。
確かに面白くないわけではないけど、モヤモヤしたものが残ったのも事実。
「結末はナイショにしておいて」という監督の手腕にまんまとハメられた最後の仕掛けにはひっくり返りそうになった。これも“どんでん返し”の一つなのか?
ジェームズ・マカヴォイ演じる23の人格設定はあまり生かされてないようにも感じるが、多重人格芝居は俳優ならチャレンジしがいがあったのではないだろうか。
まだ頭部がX-MEN後遺症に悩まされているのか気がかりだ。(笑)
『ウィッチ』(7月公開予定)で長編デビューしたヒロイン役の
アニヤ・テイラー=ジョイのサスペンスやホラー映えする目力が印象に残る。
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