『
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
宇宙物に懐メロ収録カセットテープというアナクロアイテムを持ち込んで新味をもたらした『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編。
原題の『Vol. 2』を『リミックス』なんてシャレたつもりかもしれないが、副題原題が『Remix』という続編が作られたら何という邦題にするのかな?
…などと余計な心配をしてしまう。
今回はズバリ「ファミリー映画」。
ファミリーにも色々あるが、実の家族でもあり、徒党を組む意味のファミリーの意味でもある。
しかしアメリカ人は父と息子の話が大好きだなと思う。
前回同様、個性的なはみ出し者チームの間の抜けたユーモラスさはオープニングから全開。
小さな樹木になったベビー・グルートが萌えキャラを代表するが、一番の見どころはヨンドゥ(マイケル・ルーカ―)だろう。各キャラクターの絆の深みが増すと同時に共感を呼ぶ。
特殊メイク(あるいは声のみ)で演じる俳優が誰なのか分かりにくいが、実はかなり豪華なのも特色。
ガモーラ役のゾーイ・サルダナ、ドラックス役のデイヴ・バウティスタ、エゴ役のカート・ラッセル、脇役のシルヴェスター・スタローン、声の出演だけのヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパーと主演“スター・ロード”のクリス・プラットがかすむくらい。
スター・ロードは母から譲り受けたカセットを大事にするくらいに母への強い思いが弱点でもある。そこをうまく脚本に織り込み緩くて熱いドラマに仕立て上げている。
出来れば前作をおさらいしての鑑賞がオススメ。
このシリーズらしく、ノリノリ懐メロが魅力の一つ。
しかし音楽が音の面だけでなく、詩の面でも重要な本作だからこそ翻訳はもう少し頑張って欲しかった。
意味が分かると楽しさも倍増するのではないかな?
マーベル・シリーズお約束のエンドロール後のシークエンスもあるが、少しだらけている気がしないでもない。
映画自体の問題ではないけど、本作に限らず予告編で良いところを見せすぎているように感じる。使用箇所はせめて本編の前半くらいにとどめて欲しいなぁ…。
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