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2017年05月01日23:13

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『陽炎の辻』公開セミナー(1)*追記あり

往復はがきで応募したところ、幸いにも当選して参加(4月28日)。
400人弱の小ホール(浜離宮朝日小ホール)だし、
落選者多数だったらしい。
参加出来て感謝。
http://www.bpcj.or.jp/event/blog/2017/03/post20170310.html

<配布物>
入口で参加者に配られたのは下記のA4判紙6枚。
・公開セミナー第44回名作の舞台裏「陽炎の辻」
(今回セミナーの内容、番組概要など カラー)
・「陽炎の辻 完結編」DVD発売
(5月26日発売のDVD宣伝ちらし カラー)
・2017春の人気番組展
(放送ライブラリーにて4月21日〜6月4日展示の宣伝ちらし カラー)
・登壇者の横顔
(山本耕史/尾西兼一/一柳邦久/西谷真一/渡辺紘史 各々プロフィール)
・登壇者関連公開番組
(放送ライブラリーで視聴可能な作品リスト) 
・アンケート用紙
(公開セミナー第44回名作の舞台裏「陽炎の辻」について)

<セミナーについて>
今回のセミナーは【名作の舞台裏】シリーズの第44回目。
過去セミナー回のちらしがロビーにずらりと展示されていた。
取り上げられた作品は、NHKだけではなく、
『白い巨塔』など民放のものも多い。
朝ドラ『カーネーション』、『火の魚』など、
尾野真千子ファンとしては、その回にも参加してみたかったなあ。
あ、土曜ドラマ『64(ロクヨン)』もある。
これは何といっても映画‎よりこっちの方が良かったよね、とか
興味深く各回の作品名を眺めた。
「陽炎の辻 完結編」の、和傘をさし、愁いある表情の
磐音の素敵なポスターも2枚展示。

今回のセミナー開催場所は浜離宮朝日小ホールだが、
通常は横浜の情報文化センター内にある情文ホールでの開催が殆ど。
この建物に放送ライブラリーが入っている。

セミナー開始の前に、「放送人の会」会長である今野勉氏からご挨拶。
数年前にNHKドキュメンタリーでやらせの問題が発覚し、
その後民放でもやらせが分かって、世間の非難を浴びた際、
反省とともに「そもそも番組がどうやって出来ているのか知られていない」
ということを痛感し、放送人の会を作ったとのこと。

今野さんはドキュメンタリー制作のテレビマンユニオン創設者ですね。
NHKスペシャル「こころの王国〜童謡詩人金子みすゞの世界」(1995)
なども演出されている。
耕史くんもみすゞの弟役で好演しているこの作品、未だDVD化されず、
放送ライブラリーで見るしかないけれど、珠玉の佳品だと思う。

<セミナースケジュール>
始まる前に、残念なお知らせ。
この作品の脚本家である尾西兼一さんは欠席とのこと。
体調不良との理由だが、しばらく入院なさっていたらしい。
そんなわけでゲストは主演俳優、演出家、プロデューサーの三人。
------------------
・山本耕史[やまもと こうじ](主演・磐音役)
・一柳邦久[ひとつやなぎ くにひさ](制作)
・西谷真一[にしたに しんいち](演出)
司会:渡辺紘史[わたなべ ひろし](放送人の会理事・副会長)
------------------
13:10〜 『陽炎の辻』第1シリーズ第1話上映
13:55〜 休憩
14:15〜 ゲスト登壇
16:00  閉会

<第一話視聴>
2007年7月7月19日放映の『陽炎の辻』第1シリーズ第一話「友よ」。
NHK時代劇の初の主役ということで、
正座して食い入るように見たあの日のことを思い出す。
本当にやさしくて、やわらかで、素直で真面目な磐音の新鮮さ。
その彼を襲う、あまりにも理不尽で過酷な悲劇。
辛くてもやらねばならない友との勝負で、彼はふっと表情をなくす。
最後まで一瞬も目がそらせない。
*当時の感想記事
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=503282454&owner_id=949383&org_id=502148571
皆さん集中して観ていて、涙ぐんでいるような気配も感じた。
終わってほっとため息。
休憩の間、「やはり良いですね〜」と友人と語り合った。

<ゲスト登壇>
20分の休憩のあと、ゲストと司会者用の机と椅子が壇上に運ばれた。
机にはゲストの名札が立ててある。
壇上に向かって右の上手側から順に
西海さん、耕史くん、一柳さん、渡辺さん。

耕史くんスタイル。
短髪黒髪。丸首黒インナーに黒地に赤の大柄格子柄のジャケット。
前はV字襟に黒の2つボタンだけれど、
後ろの裾はラウンジカットのシャツみたいに長めで丸みを帯びている。
上着とシャツの合いの子みたいな感じ。
ボトムは少しゆとりのあるサイズの黒。素足に黒のローファー靴。
わりと尋常…と思ったけれど、あとで移動する時見たら踵にトゲトゲ。
やっぱりこのトゲ靴がお好みなんですね。

黒と赤の服は磐音のトレードマークの着流し色に合わせたものか。
4日前には『メンフィス』新ビジュアル撮影だったそうだから、
ヒューイ仕様の茶髪のままかと思っていたら、
磐音の話には違和感あるからまた黒にしたのかも。
色んな人物になるから大変だなあ。

(追記)
『髑髏城』の蘭兵衛を見た時は、
ずいぶん身体が大きくなったような印象だったけれど、
素で見ると、やっぱりすうっとしているので、
舞台では衣装の下に、
肉襦袢のようなものをつけているのかも。

<トーク>
----------------------------
*かなり頑張ってメモは取ったので、
少なくとも話の順番には沿っていますが、
完全に再現できたわけではありません。
抜けたところもあるでしょうし、言葉尻は多少違うかと思います。
だいたいこういう内容のことをしゃべっていた、
ということでご了承ください。
なお、個人的な感想や注釈は(*)の中に書いています。
-----------------------------

<磐音はいかにして作られたか>(←*これは自分なりのまとめ)
渡辺:
10年前の7月19日に放映されたパート1第1話をご覧いただきました。
改めて観ての感想などを。

山本:
(まず観客に向かって)
本日はお集まりいただきありがとうございます。
もう10年前になるんですね。
思い起こせば、ついこの間のことだった気もするし、
ずいぶん経ったような気もするし。
完結編は今年のお正月の放映で、撮影は2016年。
7年ぶりに磐音を演じましたが、
10年前に比べると、子供も居るし、道場も抱えているし、
貫禄が出てきたというか。
やっぱりパート1の橋の上の場面を観ると、若い。
おこんさんも若かった!
これから何が起きるんだろう、どうなっていくんだろう、
とわくわくしたのを、改めて感じました。

一柳:
なつかしいですね。
主題歌を聴いてるだけでなつかしい。

西谷:
お集まりいただき、ありがとうございます。
この撮影は2007年の5月2日、
ワープステーション江戸で始まりました。
橋の上の場面を撮る前、皆衣装を着けて待ってるのに、
雨が降っていて。
それが山本さんが来たらふっと止んで青空が見えてきて。
橋の上に立つ磐音の佇まいを見た時、
この作品はきっと成功すると思いました。
僕は山本さんのいちファンで、もう大好きなので、
自分のその心のふるえが映像にも出てたと思います。

渡辺:
冒頭のズームとか、空抜きのアップとか、
展開や回想の速さなど、テンポが良くて速いですよね。

西谷:
これでコケたら演出家として駄目になる瀬戸際で、
気合いを入れて真面目にやってました。
カメラは相馬カメラマンなんですが、
僕が思うより2倍、3倍煽ってくる。
みんな燃えていて、お互いにそれが作用していった。

渡辺:
佐伯泰英さんの原作を選んだ経緯は?

一柳:
佐伯さんのことは15年前に知りました。
まだほとんど無名で、「密命」シリーズを書き始めてた頃。
それと、スペインが舞台のスパイもののような作品などが
送られてきたんですが、今いちピンとこなくて。
これはドラマにするのは難しいなーと。
「またご縁がありましたら」と、その時は断ったんです。
4〜5年経って、何か時代劇を、という候補作を探してる時、
『居眠り磐音』シリーズが目に留まって、
「ああ、あの佐伯さんか」と思って読んだら面白い!
すぐ連絡を取りました。
非常に新しいと思った。青春時代劇というか、青春ものだと。

渡辺:
今でこそ、この役は山本さんでなければならない、
とまで言われてますが、キャスティングはどうだったんですか。

一柳:
(企画)当時は『新選組!』が終わってすぐくらい。
あれは群像劇として、一人一人のキャラクターが際立っていた。
まあ、香取さんは今いちだったけど、
この中からだと藤原さんか山本さんにお願いしようかと。
で、スタッフに聞いたら「断然、山本さん」だと。
殺陣の上手さから何から抜群だと言われました。

(*会場笑い、耕史くんは脇で苦笑)

山本:
今伺って、愕然としました。
始まる前はそんなだったんだ…
まあ、一柳さんはこういうふうにまっすぐな方なんで。
パート1の時は、最後皆で温泉地に行かせていただいて。
まあ、撮影もあったんですけど、
今の時代、ゆっくり温泉地にみんなで泊まるなんて
なかなか出来ないですからね。
そういうふうに、心もふくよかに撮れた作品なので、
出来上がりも変わってくる。
心の交流がとれてましたね。

一柳:
この番組は運に恵まれていて、
選択がすべて当たったんですよ。
山本さんがこんなにはまるなんて、思ってなかった。
本当についてる番組でした。

(*あまりのぶっちゃけぶりに渡辺さんがフォローに入る)

渡辺:
分かりました。山本さんは当時土方役で評判になって、
エランドール賞も受賞してるし、
来ていただけるかどうかわからなかったってことですね。

一柳:
今の時代、時代劇を創るのは至難の業なんです。
若い売れてる俳優さんは、やりたがらない。
時代劇やるともう終わりだと思ってる。
やっぱり着物から何から大変だし、
労力のわりにギャラは安いし。

山本:
いや、僕は受けたら終わりとは思ってないですけど。
確かに時間と労力はかかりますよね。
所作など覚えなくちゃならないことも多いしリスクが高い。
着物も着慣れていないと、身体になじまない。
よく「着物に着られてる」って言いますよね。
やっているうちにだんだん合ってくる。
時代劇は確かにハードルが高い。
でも僕はハードルの高いものに興味があるんです。
時代劇はお父さん、おじいちゃんの見ているもの、
というイメージがあったけど、
僕がやるなら無理に重々しくしゃべらなくていいのかな、と。
「時代劇では声を低く、ゆっくり、重心を低く」
とアドヴァイスされますが、僕はそれを全部やらなかった。
新しい時代劇をやるつもりで。
若い時からやっておいた方がいいんじゃないですか。
あとになってから入るほど、
上の方からどんなもんだとみられるから。
若いほどいいと思う。

渡辺:
西谷さんはどうでしたか。

西谷:
僕は、山本さんの傍にいられるだけで嬉しかった。
撮影合間にはパイプ椅子というか、ディレクターズチェアに座って、
女優さんと話をしてたりするんですが、
わざわざその間を通っていったり。
嫌われてるかな、と思いながら。

(*それってまるっきりただのファンではありませんか!)

山本:
(一柳さんと西谷さんをそれぞれ見ながら)
まあ、こうやってそれぞれ向かうべきところが違うんです。
(*みんな己に正直すぎてフォロー大変!)
西谷さんはパート1と最後(完結編)の演出をなさってて、
磐音が刀を構えるところで、黄色く光るんです。
この間、朝ドラの『はるが来た』…
(*西谷さんが『あさが来た』です、とフォロー)
あ、そうか『あさが来た』、波瑠(はる)さんが出てたから…
あれで土方さんを11年ぶりに演じたんですが、
やっぱり黄色く光るんですよ。西谷さんが演出してるんで。
こちらが「大丈夫かな?」と心配するようなことを、
やってのけるんですよね。
一柳さんもね、それまでNHKはお硬いイメージだったけど、
一柳さんを見てイメージが変わった。
(一柳さんに向かって)何か面白い話して下さい。

一柳:
とにかくラッキーな作品でした。
30年プロデューサーをやっているけど、
これほど幸運に恵まれることは滅多にない。
自分でゼロから立ち上げて、
俳優、脚本、音楽など、全部自分で100%牛耳って、
人とのしがらみがない。
自分でチョイスしたものが全部噛み合って上手くいった。
まあ、すべて山本さんのおかげです。

山本:
聞いてると、文句と自慢しかないですね(笑)

一柳:
西谷くんも私もあとがない状態だったんですよ。
二人でドラマをやって、良いドラマだったんだけど、
ちょっと事件があって、これでもう終わりかなー、と。
よし、リベンジだ!面白いもの作ろう。
その代わり俺の言うこと全部聞け、と。
現場が完璧に応えてくれた。

西谷:
入る前に勉強のため観たのは、
市川雷蔵の『眠狂四郎』と、『新選組血風録』です。
その二つを合成して山本さんにぶつけた。
衣装も雷蔵さんの着流しのイメージで。

渡辺:
山本さんがやると決まって、雷蔵のイメージにしたんですね。
とにかく、二人が起死回生の気合いを持ってたのは分かりました。

一柳:
今日来れなかったけれど(*脚本家の尾西さん)、脚本良かったですね。
尾西さんは最初トレンディドラマ書いてて、
そのあと時代劇を書くようになったんです。
時代劇を変えるには、そういうテンポの良さが必要だった。
最近はすっかり時代劇の人みたいになってますが。

渡辺:
佐伯さんの『居眠り磐音』シリーズは全51巻で完結。
息子の空也が16歳になってて。膨大なストーリーですよね。
それを上手く織りなして、破綻もなしにまとめるのは、
たいした力量ですよ。
実は尾西さん、一昨日退院したばかりなんですが、
アンケートに答えてくれました。
・原作について
「第一話にすべてが凝縮されていて、舌を巻きました。
この一話があれば大丈夫だと思いました」

一柳:
でも実は第一話は、ほとんど書き直してもらったんです。
尾西さんが最初書いてきたものは、素晴らしかったんだけど、
関前だけで終わってる。
小説ならそれでいいけど、ドラマでは江戸までもって来て欲しいと。
ブツブツ言ってたけど、なんとかやってくれた。
ものすごい力技だったと思います。

音楽は佐藤直紀さん。
映画は『ALWAYS 三丁目の夕日』とかやってましたが、
それまでテレビでは書いてなかったんです。
「すごくいい作曲家がいるよ」と聞いて、色々話をしました。
佐伯さんの世界を表現したいと。
佐伯さんの特徴は、そのキャリアによるんですけど、
元々カメラマンだったんですね。
日大の映画科を出て、オリンピック映像の仕事などした後、
スペインに渡って闘牛士の写真を撮ってた。
奥さんも一緒に旅して回って、娘さんもスペインで生まれてる。
今は動物愛護などの問題で、闘牛も衰退しているらしいけど、
その頃のスペインでは国民的な大娯楽ですよ。
日本で言えば、野球と歌舞伎を合わせたようなもので、
マタドール(闘牛士)は大スター。
そのマタドールの写真をずっと撮っていた。
人間と牛とが対峙する命がけの勝負、
生と死を分ける瞬間、その一瞬を捉えようとしたことが、
時代小説の中に生きている。
佐藤さんにそういう話をしたら、
オープニングにフラメンコ・ギターを入れてきた。
ぴったりでしたね。
僕はあの磐音の衣装は雷蔵だとは知らなくて、
闘牛士、マタドールの黒と赤のケープを連想してた。
それがフラメンコ・ギターとマッチした。

渡辺:
山本さんは、いろんな形で磐音を創ろうとしてきたと思いますが、
苦心したところは。

山本:
やはり殺陣です。
とても特徴のある殺陣で、攻撃は最後の一手だけ。
それまでは避け続けるという。
普通はね、主役が攻撃して、ワキが斬られてゆくものだけど、
全部受けてゆくのは大変。
受けるってこんなに大変なんだと。
原作に、たしか「〜ひらりとかわし」というような表現があって、
それを具現化したい、と殺陣の先生と相談しながらやっていました。
それから、これは本来演出の方に相談すべきことなんでしょうけど、
おこん役の中越典子さんに聞いたんです。
今から台詞を2パターン言うけど、どっちがいい?って。
ひとつは、硬めに。
もうひとつは、ふわっと自然に。
そしたら、自然なのがいいって。それでそっちにしました。
周りがみんな個性的だし、
その中で自然にふわっといるのが良いのかな、と。
透明で、白に近い主人公だから、いろんな色にも染まる。
真っ赤なものを真っ青にするのはむつかしいかもしれないけど、
白だったらすぐ染められますよね。
全部対応出来るには、真ん中で透明でいるのが良い。
『新選組!』でぐっさん…山口智充さんが演じた
永倉新八さんという人が出てくるんですが、
最初は(磐音に)この永倉さんのイメージを持ってたんです。
武骨で、口数が少なくて、どっしりした感じ。
でも、やってみて、あ、そうじゃないな、と思って、
自然にすることにしました。

渡辺:
西谷さん、相談されなかったそうですが。

西谷:
いや、その方がよっぽど良かったです。
(琴平役の)塩谷くんは殺陣は初めてで、
耕史さんにだいぶいじめられてましたが、
愛あるいじめに触発されて、頑張りましたね。

渡辺:
設定が良いですよね。
浪人が流れてきて、町人と付き合う。
よくあるパターンだけどいい。

一柳:
武士だけではなく、町人の世界も描ける。
もう武士の世ではなくなっているんですよ。
今津屋のような両替商が力を持ってきている。
武士だけじゃなく、広い世界を描いています。
磐音がうなぎ割きの職人として働くというのが、
佐伯さんのすごいところ。
磐音の性格を出してますよね。
手先が器用で、柔軟さがあるという。
佐伯さんは職人の世界が好きなんだ。
磐音も小さい頃、大工になりたかったと言ってますよね。

渡辺:
うなぎ割きはかなり練習したんですか。

山本:
指導のお店にはかなり通いました。
一回捌いたこともあります。
あまり上手くは出来なかったけど、ある程度は出来るように。
リアルさを要求されますから。
学んだことはたくさんありますね。
磐音は主人公なんだけど、違った佇まいなので。
まあ、すべて一柳さんのおかげです。

一柳:
山本さんは器用なので、綺麗な手さばきでしたよ。
今、うなぎは大変ですよね。
天然ものが取れなくなって希少価値があがって。
でもうなぎの撮影は、天然でないと駄目なんです。
養殖だとすぐ弱っちゃうので。
余分もふくめてたくさん用意しなくちゃならないから、
今だともう出来ないかも。

渡辺:
磐音はやってるうちに、自然に身についていったんですか。

山本:
それぞれにこだわりがある皆さんのおかげで、
そう見えるんだと思います。
僕はすべてを計算してるわけではないし。
西谷さんの黄色の光も、最初は何だろう?と思いました。
実際に画面で見ると、月のイメージなんですね。
ヒーローが登場する時、きらきらっと光ったり、
稲妻が落ちるみたいなものなのかな。
子どもの頃、そういうのにわくわくした、
何かが始まるような感じ。
最近は光ってないんです。
完結編でも、実際には一回だけだったのが、
僕が「ここ光りますよね?」と言ったので、光ることになったところも。
光るのも大変ですよね。
さっきまで後ろに人が居たはずなのに、突然いなくなったり。
パート3まで来るともう殺陣じゃない。
妖術使いみたいな人も出て来て、すごいことになってきて。
まあ、色々あって空也も生まれて、
人間界に帰ってきたという感じですかね。

渡辺:
どうも。全体をなぞっていただいて。
この時代は江戸幕府が出来て二百年経っている頃。
侍の武力は下がって来ていて、お金の価値は上がっていて。
そういう中で今津屋や田沼意次が出てくる。
時代設定がうまい。

 …(2)に続く…
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