ある女性を氣視していたら地獄の鬼が通り過ぎていくのが視えました。手にごっつい鋸を持っていたから地獄の羅刹鬼だと思います。
でも何故か恐ろしいとか悲惨な感じがしませんでした。そしてフト思ったのは地獄の鬼というのはお地蔵様の化身なのではないかということです。
仏様というものについての固定観念としては人の魂を救ってくださるものということがありますが、昔から恐れられている地獄の光景が本当にあるものではなくて、人の罪悪を善なるものに転化するために必要なものなのだとしたら、それは魂を救う行為なのかもしれないと思います。
地獄のすさまじい世界のどこかに地蔵菩薩様は必ずいてくださって何とか地獄から人の魂を救おうと歩いておられるというのは通説ですが、本当は地獄という世界そのものが人の魂の罪悪を救おうとする仏様の一大プロジェクトなのかもしれないと思うのです。
鋸を持って歩いて行った恐ろしい鬼の姿はその裏側に地蔵菩薩様の優しいお姿を宿しているものなのかもしれないと感じました。
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