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2017年04月20日02:37

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『T2 トレインスポッティング』

『T2 トレインスポッティング』

 前作から20年…まさかの続編。
最近では『ビフォア〜』シリーズのように時間が経過してオリジナルキャストや監督が集まって続編が作られることもあるが、さすがに『トレスポ』の続編化の話を耳にしたときは驚いた。

 1作目は日本でも単館系でヒットし、出演したユアン・マクレガーはじめ若手俳優たちが出世するきっかけとなった群像劇。
ほとんど忘れていたので、1作目を見返しての鑑賞。

 映画の中でも実際に同じ20年が流れていて完全な続きなので、見返したのは“正解”。
劇中でも過去の説明はあるが、同時代を生きてきた熟成期間の有無はキャラクターに対する愛着で決定的な差が出るかもしれない。
ダニー・ボイル監督や主要キャストの再集結には旧友に再会したような懐かしさを禁じ得ない。

 当時の悪ガキどもがそれぞれ選んだ(選択の余地がない人も?)道の20年後を、回想を交えて描く。
“若さゆえ”の言い訳が効かない年齢になっても相変わらずクズ野郎ばかりなのだが、どこか憎めない。
基本的には何も変わらないのだが、いろんな意味でキレが落ちているかもしれない。
少女だったダイアンの成熟度が対比的で、クズ野郎どもにダメ押しを与えている。

 “トレインスポッティング”の本来の意味は機関車の型式やナンバーを当てるくらいの鉄オタのことらしいのだが、どの登場人物にも特に“鉄オタ”らしい描写はない。(主人公レントンの部屋に鉄道車両の壁紙が貼ってあるくらい。)

 実は、今では再開発されているエディンバラのリースにかつて廃線となった鉄道の操車場があったそうで、そこで不良たちが隠れてヤクをキメていたことからジャンキーを茶化す意味に転用されるようになったという話をネットで見かけた。
ただ、それなら単にジャンキーというタイトルでも良さそうなもの。
映画でも随所に列車のシーンが挿入される。

 おそらくこれらは自分自身の行く道を決めるという意味と重ね合わされているのだろう。
自分の未来を探したはずの若者たちが始発点に立ち返り、再出発する姿に様々な思いが去来する。

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