お陰様でスピ系のお客様と同じくらいに施療のみを希望してくださるお客様が増えてきました。20年近く院をさせていただいていると凡人の私でも少しは経験値が増えて、施療の要領が掴めてきたのかもしれません。
何よりも「診」ということにポイントを絞って施療を続けていくことが大切だと考えています。「診」の無い施療というのは意味がないとさえ思っています。どこまでお客様の身体の状態を診切れるかが重要です。その基礎となるのは東洋医学、経絡指圧です。
昔、さる民間療術師の会の勉強会に呼ばれて行ったときに、体の中のバランスが崩れているというようなことをチラッと言ったら参加者の一人の偉そうなおじさんに「体の中のバランスなんて無い。」と一喝されてしまいました。ご自分の狭い料簡で他人を判断する。その行為がどんなに愚かなことかその時にわかりました。
自分の独断や偏見に決してとらわれてはいけないと思っています。まださらに別の見方が無いのかと常に探し続ける気持ちを持ち続けなくてはならないと肝に銘じております。
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