経絡指圧というものを創始され方に増永静人先生という方がおられます。私が師事させていただいた永井先生、遠藤先生の先生ともいえる方です。
増永先生の著された著書を何度も読み返すことがあるのですが、そのたびに新しい発見やら今の施療の中で気づくことやらが数多くあります。何十年も前にこれだけ先進的なことをされていたんだという驚きがあります。
20年ほど指圧をさせていただいていると悪いところ、痛いところに触るとその原因になる体の部位がわかるようになってきました。とても不思議です。実証も重ねてやりますが、大抵正確に見極めているようです。こういうことの積み重ねの上に増永先生は「経絡を見る」という奇跡を重ねて行かれたのだろうなぁと思います。
昔の人の身体の体質は現代の人たちと微妙に違いますが、そういうことを超越して普遍的な生命観のようなものが増永先生の教えの中に貫かれていて、そういうものがこの頃やっと少しずつ見えてきました。
生命の本質とは何か?何となく今の私は「氣」ではないかと思っています。霊というものの本質も「氣」ではないかと考えています。現実世界と霊界というものをつなぐものがあるとすれば、それは「氣」というものなのだろうと思っています。
先生の築かれた経絡指圧という道筋は人や世界の本質とつながっていて、それを解き明かす手がかりともなっているように私は感じております。それはどんな道を歩んでおられる方にも共通して感じられる真理なのかもしれないと思っております。
ログインしてコメントを確認・投稿する