山の痛ましい事故が起きたばかりですが、金沢の犀川べりから眺める山々にまた白く雪が積もりました。
神々しく見える山を彼方に望んでいると冬の神様がこの土地を去り難く足踏みをしておられるように感じられます。
季節はもうお花見が楽しみになるころなのに肌に感じられる風はまだ寒く穏やかな春の気配はまだ少し感じられるだけのようです。
それでも川べりの草地には雑草の花々がそこかしこに咲き誇り春の下準備を始めているようです。
人の営みは別離と出会いの瞬間を迎えているようですが、自然の営みは淡々と速やかに次の時間に移っていくようです。子供のころの春の記憶を楽しみつつ、今の春の過行く時間を眺めて行こうと思います。
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