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2017年03月30日00:30

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『フリー・ファイヤー』

『フリー・ファイヤー』

 売り文句に「ギャング対ギャング」とあるように、取引で顔を合わせたギャング一家たちが些細なことから交渉決裂して派手な抗争に発展するワンシチュエーションのバイオレンス・アクション映画。

 1978年ころのボストンの裏社会を舞台にしたシンプルなB級アクションと言っていいかもしれないが、俳優が中々に豪華。
『第9地区』のシャールト・コプリーをはじめアーミー・ハマーやキリアン・マーフィといったイケメンに『シング・ストリート 未来へのうた』のブレンダン兄貴ことジャック・レイナーといった個性的な面々が集まる。
なによりオスカー女優ブリー・ラーソンがこれまでのイメージを覆すようなアクションバリバリの女ギャングに扮するのは見もの。

 ブラック・ジョークの軽妙な会話を交えながら死にそうで死なない銃撃戦に唖然茫然。
初期のタランティーノ映画が頭をよぎったが、むしろガイ・リッチーの味に近いだろうか。

 ほぼ倉庫内で繰り広げられるドラマなのだが、目まぐるしくカットが切り替わり、誰が敵で観方なのか分からなくなるほど。
バンバン弾が当たっても中々死なないのは映画の演出だと思うのだが(苦笑)、ベン・ウィトリー監督(『ハイ・ライズ』)自身はFBIなどを含めて幅広くリサーチした結果だという。

 沸点が低い連中でギャングという共感しにくい人物設定でもあり、少し単調に感じてしまう瞬間もある。
それでもけだるい気分を吹き飛ばす<大人の本気の銃撃戦ごっこ>は頭を空っぽにして楽しめた。
上映時間が90分というのも(70年代の)場末の二本立てっぽく、映画のテーストのみならず劇中でかかる曲も時代を感じさせる。

フォト


 製作総指揮マーティン・スコセッシ。
若いころなら自分で撮っていたのだろうか?
海外版のポスターがシャレている。

フォトフォト

試写会@アスミック・エース試写室
4月29日より公開

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