ギックリ腰になる一因に五十肩になる要因と同じものがあると少し考えております。
五十肩の証の典型的なものが「脾実大腸虚」というものがあるのですが、この場合「脾」の経絡というのは筋肉や腱と関係していて「実」になる場合は硬直、もしくは拘縮という状態が体内で起きていると考えられます。
そして大腸経が虚であるという状態はインナーマッスルの骨との接着部分に緩みが起きやすい状態であると推測されます。この二つの状態が重なり極限に達した時に五十肩にしてもギ゜ックリ腰にしても起きるのではないかと思われます。
腰の痛みについては背筋や腹直筋の拘縮と大腰筋の弛みというものが重なって腰の痛みになるのではないかと思っています。
予防法としては筋肉疲労を避ける事。甘いものの食べ過ぎ注意、体の芯の部分を冷やさないこと。筋肉の使わない時間と使う時間の極端な差を無くすこと。お腹の調子を常に整えておくこと。等々などだろうと思います。
東洋医学に基づいたギックリ腰の施療についてもこの証を基本にして考えて行こうかなと思っております。もちろん十人十色で人によって腰痛の原因は様々なので固定観念は持たずに行きたいとは思っています。
ログインしてコメントを確認・投稿する