夢の祭典の採点結果はいかがだったでしょうか?
当方の予想はどうにか過半数的中したから良しとするか。(笑)
しかし驚いたのは作品賞発表で前代未聞のハプニング!
こんなことってあるの?(←ないから前代未聞!)
もう、W受賞でいいのではと思ってしまった。(苦笑)
ただ、思いのほか『ラ・ラ・ランド』一色にならずにバラけたのはオスカー会員のバランスを感じた。
予想が外れて悔しかったのは外国語映画賞部門『サラリーマン』。
この部門と作品賞の『ムーンライト』はトランプ政権誕生の影響がまったくなかったとは思えない。
(我が家にあるノミネートに上っていたBDたち。『ハクソー・リッジ』や『Trolls』も手配済み。)
作品賞受賞作は公開を楽しみに待つとして、もう二度とこの舞台に立つことが出来ない俳優の作品を…。
『
グリーンルーム』
自身も音楽活動をしていたアントン・イェルチンだけに『君が生きた証』みたいなものかと想像していたらイーライ・ロスを想起させるバイオレンス・スリラーだった。
ガソリン代にも事欠く売れないパンクバンド“エイント・ライツ”がわずかな出演料のために訪れた田舎のライブハウスで遭遇してしまった殺人現場。
運の悪いことにそこはネオナチの巣窟だった。
いわゆる巻き込まれ型サスペンスでタイトルの“グリーンルーム”とは楽屋を意味する言葉。
狭い楽屋に立てこもり外部と戦う構図は『ジョン・カーペンターの要塞警察』の系譜に連なる。
圧倒的に不利な条件下で知恵を絞りながらネオナチから逃れようとするスリリングな展開に手に汗握る。
監督は『ブルー・リベンジ』のジェレミー・ソルニエだけあり、途切れない緊張感ある描写はさすがの一言。
ネオナチの連中も単純な暴力集団じゃなく、仕切っている切れ者との知恵比べが面白い。
作品の裏には右傾化する世界情勢を憂い、対抗すべき若い世代への期待が込められているのではないか。
古い価値観の<大人連中>相手に生き延びようという姿勢は現代社会の比喩なのだろう。
ゴア描写が実に痛そうで、殺しの場面をひとりひとり丁寧に描き分けているのもこの監督らしい。
偶然だろうが、リブート版のスタートレックのクルーだったアントン・イェルチンと「新スタートレック」のピカード艦長を演じていたパトリック・スチュワートの顔合わせも乙な組み合わせ。
しかし、今夜コダック・シアターの“
グリーンルーム”の様子はどうだったんだろうか?
血なまぐさいことには…なってないか。

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