《落語』パルコ難民、志の輔

《志の輔らくご in EX2016》
パルコ劇場が３年間の改装に入ったため、その住人・立川志の輔が旅に出る。
志の輔いわく、
「EXシアターはこけら落としの2013年以来、3年ぶり」

『6列目』と書かれたチケットを持っていたので、真正面の志の輔を期待していたら、なんと後方から３列目で志の輔がアリに見える。
最前列Aから始まってZまで、そしてようやく「地下１階にある２階席１列目」が始まるという奇々怪々の座席指定。
そういえば、EXシアターはいつぞやのへんてこビートルズファンクラブ記念ライブ以来、今年2度目。
あの時は、老人ホームの井戸端会議を聞くために大枚をはたいたという忘れもしないマイワーストワイブ（？）の一つ。
今日の志の輔が、そのような評価になりませんように

すでにチケットを購入した時から発表されている演目は、旧作の新作落語2題。
『ディア・ファミリー』・・・勤続30年を祝して社長から贈られたシカの頭部剥製。この扱いを巡って、仲良き家族がパンドラの箱を開ける。サザエさんが象徴的に登場する親しみやすい創作落語。オチはあっさりで★４、

『歓喜の歌』・・・年の瀬にママさんコンサートを開催する公民館でダブルブッキング発覚。公民館の主任の態度が、時々刻々、意外と善き人へと変遷されていく人情噺。
ハッピーエンディングで、オチにインパクトは薄いが、なかなか味のある一篇だった。★４．５

幕が降り、しばらくして指揮者・志の輔とともにママさん合唱団のナマ合唱（歓喜の歌）も、少しだけサプライズ。
年の瀬は、やはり第九が聴きたくなる
どうしたもんじゃろのう。

2時間30分のプログラムも終わってみれば、3時間のたっぷりな独り舞台。
さすが、志の輔。
来年は正月から日本全国巡っての公演が始まるのだとか。
そういえば、パルコ寄席は3年間お預けなのか



■悔いなき人生を送りたいなら試す価値アリな、５つの時間の使い道
(まぐまぐニュース！ - 12月16日 16:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=240&from=diary&id=4345272