ここで一つ、関東ネタを。
1959年以降、平坦線区での回生ブレーキ車の普及が始まったと言えるものがありますが、関東圏では東急のあとに続いたのが小田急でした。
1964年に、小田急初の回生ブレーキ車である2600系が投入されましたが、この車種は三菱製の直流直巻モーターを採用し、補償巻線付界磁四分割仕様となっていました。端子電圧は500Vですが、最大で400Aもの電流を流していたことから実質出力としては何と200kWとなっていました(公称定格出力は130kW)。大電流に対応できるモーターにしたために、動力台車の車輪直径は910mmと吊掛車並にデカくなっていました。
2004年6月に営業運用から引退となりましたが、あれからもう10年以上の歳月が経過してしまいました。
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