『
インフェルノ』
人気ミステリー作家ダン・ブラウンのラングドン・シリーズの映画化第3弾。
(ロスト・シンボルの映画化の話はどこへ?)
シリーズものとしては一見でも楽しめるミステリー・アクション映画。
豪華なキャストやスピーディーな展開もあってライト層も十分楽しめると思う。
いつものようにラングドンの博識を生かした推理が冴えるのだが、肉体(肝心な頭部)にハンデを負っているというのがスリリングさを加えている。
これまではもっとラングドンのウンチクがてんこ盛りだったのだが、それは特色を持たせるとともに、時には速度を落とす要因にもなっていたかもしれない。
今回はケガで倒れていて記憶喪失状態だったためにウンチクを語る隙があまりなかったということだろうか。
(ある意味、“怪我の功名”といったところか)
そのおかげでテンポよくグイグイと見るものを引っ張る。
と同時に、謎解きが自分自身の記憶の旅とも重なり相乗効果をあげる。
フラッシュバック映像も適切だったと思う。
もっとウンチクが欲しいという方は書籍を…ということだろうか、何事も棲み分けだ。(笑)
ゾブリストの提唱する人口増加問題への究極の対処法は現実的ではないにしても、地球に生きる全員が取り組まなければならない問題であることには違いがあるまい。
やはりこのシリーズは謎解きもさることながら、魅力あるロケ地めぐりや歴史やゲスト俳優にあると思う。
監督と主演はいつものロン・ハワードとトム・ハンクスコンビで、ゲストのヒロインにフェリシティ・ジョーンズ、カギを握る大富豪ゾブリストにベン・フォスターがキャスティングされて映画を魅力的にしている。オマール・シーやイルファーン・カーンの出演も映画が世界スケールを意識しているためだろうか。
実際、舞台となるフィレンツェのロケはいつもの通り楽しめた。
(本当にそんな裏側があるのか、実際に行って確かめてみたくなるけど)
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