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2016年10月23日22:05

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《落語》談春〜マクラで泣かせる名人芸

ある日のNHKスペシャルによると、若者の落語ブームが地味にスゴイらしい。
寄席やホールでの高座に限らず、カフェやCDショップ、さらには自宅への出張寄席。
座布団一つであらゆる場所に高座を作り、そこに集う若者の観衆。
2つ目たちがグループを結成し、落語家カードを作成し、金曜日や土曜日の深夜に安い木戸銭で女性陣を呼び込んでいる。
その実力には疑問符をつけざるを得ないが、それでも「落語」という古典的な芸能を若者にPRするのは、とても評価できる活動である。
NHKスペシャルは、番組最後に番宣を挿入して、しっかりとPRをこなしていった。
これは必見。落語ファンも落語初心者にも。

10月26日(水)22時50分
NHK総合TV
『超入門!落語 THE MOVIE』
演目:「粗忽長屋」「目黒のさんま」

ひよこ
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おいらは、相変わらずの立川流オンリー。
ここ数年、志の輔・談春・志らくばかりを繰り返す。
一之輔にもチャレンジしてみたが、勝手ながら肌が合わなかった。そんなものだ。

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大船駅から小山を登り拝観料を払って、まずは大船観音詣で。
当地でフラワーショップを営む後輩ちゃんとしたことが、観音様のご尊顔を間近に拝するのは初めてのようだ。
こちとら、これで4回目のご対面。
観音様も笑顔で迎えてくれていた。

たっぷりとランチタイムで食事と会話を楽しんだあと、お花屋さんに別れを告げて鎌倉芸術館家
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《立川談春 独演会》★5.
演目は舞台が開くまでわからないとあって、初心者ちゃんにはあらすじの説明もできない設定。
とりあえず、覚えておくべきは「1両=2万円〜4万円」という貨幣価値。
ちなみに、1両は四分(ぶ)。一分は5,000円とか10,000円とか。

いつも通り、前座は使わずに中入りをはさんで2題。
前半は長いマクラと古典1題。
『下町ロケット』で良い人を演じたこと、『赤めだか』で二宮くんが自分を演じたこと、そして来年夏、大野くん主演の映画『忍びの国』に忍者役で出演していること。
話は島根地震の話題になり、東日本大震災のボランティア落語の経験へと深まってくる。
2011年10月に大船渡で行ったボランティア落語の話は、いつの間にか客席に多くのすすり泣きの音。感動的な実話だった。
そんな感動をあざ笑うかのように『かもめの玉子』のエピソードで客席のボルテージを上げていく。平成の名人、ここにあり。
マクラの軸を活かして、上下を振りながら『人情八百屋』へと導入されていく。
サゲは江戸言葉の妙。
前半の45分が終わり、中入りへ。

後半は短いマクラからの『らくだ』ウマ
独演会で持ち時間も充分だから、たっぷりと逆ギレのクズ屋を堪能した。
途中、何度か咳き込む談春が気になったが、いつものようにハズレなし。
大ホール満席の1,500人が、満足して帰路に着く。



晴れ明日から変えられる、人生を良くするためにすべきたった一つのこと
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=4256009
《この世の中に大きな不満が一つもない。ほんの小さな幸せでも満足できる人生だから。》
(川崎オスカー)
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