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2016年08月10日07:19

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胆実

 最近お客様に仙腸関節の引っ掛かりが多発しています。仙骨というお尻の中心にある三角形の骨と骨盤との間にある関節が引っかかって動きが悪くなっています。

 こうなると坐骨神経に沿っての痛みや膝の痛み脚部の不都合などにつながってきます。当院ではAKAという手法で簡単にこの引っ掛かりが取れるのでいつも多用しています。

 ただ、この引っ掛かりがあまりにも多いのでなぜなのだろうといつも思っておりました。先日ある方の施療をしているときにハタと気づきました。これは「胆実」の証のせいだなと。

 胆という経絡は「栄養の配分を司り、消化腺に関する内分泌(胆汁、唾液腺パロチン、胃線ガストリン・セクレチン、膵臓インシュリン、腸線ホルモン)などの働きにより身体全体のエネルギーのバランスを調節している」(増永静人氏)ものです。

 つまりこの経絡が実になるということは身体のエネルギーが過多なのです。つまり栄養過多という状態が「胆実」という証になり、そのために全身の関節が固くなり、体の中で一番大きな関節である仙腸関節が動かなくなっているようなのです。

 現代社会は食生活が充実していますから、栄養過多になりやすくそれは長寿社会を支えてもいますが、その反面こういう身体の不都合を生み出していたというわけです。

 食べ過ぎ飲みすぎというのはよくないです。栄養をつけすぎないように気を付けましょう。なかなか難しいことです。
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