『
死霊館 エンフィールド事件』
実在の心霊研究家ウォーレン夫妻の体験談を題材にした古典的ホラー『死霊館』の続編。
事件自体は独立しているので、一見さんでも大丈夫だろう。
続編ものは前作を超えるのが難しいというのが半ば暗黙の了解になっているが、珍しく超えてきたと感じた。
いや、むしろ前作は序章に過ぎなかった印象さえ受ける。
例えとしては適切かどうかわからないが、
『エイリアン』に対しての『エイリアン2』をみせられたような衝撃を味わった。
ロンドン北部のエンフィールドで4人の子を持つシングルマザー一家で起きたポルターガイスト現象がパワフルな映像で描かれる。
体が浮いたり、椅子が飛んだりということよりもカメラワークに痺れる。
ホラーは映像が大切なんだと痛切に感じる。
少女ジャネットはポルターガイスト現象をいくら訴えても外野は理解してくれない。
嘘か真かというのが大事な要素で、冒頭でのウォーレン夫妻が世間の疑念から自信を無くすのが見事に重なってくる。信じる大切さは、まさにジェームズ・ワン自身が一番感じているのではないか。
トリッキーなミステリー要素もエンタメとして楽しめる。
前作と同じスタッフ&キャストが揃ったのも好材料だったと思う。
ホラーを普段敬遠する人でもアクションやサスペンス系が好きな人なら試す価値ある傑作となっているのではないか。
ところで「月にウサギがいないことは誰でも知っている」という字幕部分の原語は「月はグリーン・チーズで出来ていないのは誰でも知っている」って言っていたのだろうか?
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