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2016年07月08日17:40

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1090 オルガン・コンサート

私がウン十年前に卒業した関西学院大学でオルガンの演奏会がありました。場所は開学125周年記念として建設された中央講堂で、オルガンは講堂建設と同時に新調されたオーストリアのリーガー製。マニュアル鍵盤2段+ペダルと小柄なコンソールですが、34ストップ、2122本のパイプでかなり大型。演奏中は講堂全体がうす暗くなり、青いスポットライトがオルガン正面のメタルパイプに当てられて幻想的な感じです( 写真1 )。でも明るい中でオルガンを眺めると前衛オブジェのようで親しみがわきません。

最初に演奏されたのはワーグナー作ニュルンベルグのマイスタージンガーより第1幕の序曲。メロディーがわかりにくい編曲でした。2番目はリストの作品で、バッハのカンタータとロ単調ミサを編曲したもので、なんだか前衛音楽のような響き。最後にやわらかいカンタータが聞こえてきてホッとしました。このような珍しい曲では聴衆もたくさん来てくれないのではと危惧してましたが・・・・残念ながら当たり! 1,000人以上入るの講堂なのに。私はオルガンの正面2階席( 席はどこでも空いていました )で聴きましたが、迫力のある音が顔面に飛んで来ました。

関西学院大学には4台のオルガンが在りますが、上ヶ原キャンパスにあるオーバーリンガー製15ストップ( 写真2 )が、いかにもオルガンというデザインで、私にはこちらの方が好ましく思えます。

三田のキャンパスにあるのはカサバン・フレール製9ストップ( 写真3 )で、低音を出すホルツ・ゲダクトを欠いており物足りない感じは否めません。このオルガンは珍しく全部がスウェルボックスに収容されています。
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