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2016年06月23日02:07

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『団地』

『団地』

 人を食ったおもろい映画。今年の邦画では上位に入る作品。
阪本順治監督が藤山直美を主演に繰り広げるちょっとシュールな人情喜劇。
すでにジャンルバレしているけど、知らずに見た方が面白いと思う。
団地という狭い村社会の人間関係の問題だが、後半はとんでもないところに連れて行かれる。(笑)

 商店街に漢方薬局を経営していたヒナ子(藤山直美)と清治(岸部一徳)の夫婦が店をたたんで団地に越してくる。
どこでも同じように小さなコミュニティでは七面倒な近所づきあいが付きまとう。
夫婦の調合する漢方を目当てに馴染の客も訪ねてくる中、やがて団地ではヒナ子が旦那を殺したという噂が流れ始める…。

 とかく閉鎖的な社会に属することが多い日本人。
家族然り、学校や会社然り。
そしてなによりご近所コミュニティの付き合いから抜け出せずに辟易している人も珍しくないと思う。

 私の知人で「女性同士でつるむのが苦手」と話していた女性がいる。
強制的に井戸端会議に参加させられて誰それの噂話をさせられるのに耐えられないということ。
それも日本社会の一面だが、映画に描かれる団地の世界とはまさにそういうもの。

 あることないこと噂を立てられる。
そんな窮屈な世界にとどまることなんてしなくても、世界はもっと広いぞ!
…というポジティヴな阪本監督の空想話に思えた。

 大阪という設定(ロケ地は栃木)や藤山直美の存在もあり、さながら松竹新喜劇のよう。
夫役の岸部一徳と息の合った会話劇に自然とほころぶ。
主演二人以外にも大楠道代、石橋蓮司など曲者ぞろいのキャスティングが光る。
イケメン斎藤工の使い方が絶妙。(笑)
「抱かれたいランキング」がどうしたって?くだらない議論はやめよう。(笑)

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 少年が口ずさむアニソンが古めかしいが、他に現在を代表する定番曲がなかったということだろうか。


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