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2016年05月19日22:04

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『64 ロクヨン 前編』

『64 ロクヨン 前編』

 近頃多い前後編。
原作が長いために刈込にも限界があっての前後編なんだとは思うが、そうはいっても一本の映画でまとまっていなかったら悲しい…。
ミステリーならばなおのこと謎解きを回収できるはずもないので、宙ぶらりんだったら嫌だなぁと思いながらも評判の良さを聞き付けての鑑賞。

 原作は未読、TVドラマも未見だが、なるほどこれは上手く本が書かれていると感じた。
「このミス」で1位を取ったという横山秀夫の傑作ミステリー小説の映画化。
ともかく豪華なキャストが(失敗できないという)期待のほどをうかがわせる。

 後編に残される謎はあるのだが、前半だけで成立する人間関係のドラマ作りに仕立て上げたのは素直に評価。
刑事部から広報室に異動させられた主人公・三上義信(佐藤浩市)が記者クラブと警察上層部との間で葛藤する姿は見ごたえある。
広報室係長役の綾野剛と記者クラブ秋川役の瑛太のキャストを入れ替えたら…という意見もあるが、確かにメンタル的には合いそうだが、体格や資質面を優先したのじゃないのか。

 昭和64年の7日間を覚えている世代なら、あの頃の空気を思い出すのじゃないかと思うが、超大物一人の死でかき消された同じ一人の死に<命に大小はあるのか>という疑問が思い浮かぶ。
それこそが平等に扱っていないのではないかという警察やマスメディアへの批判となっている。

 時制を行き来したり、登場人物も多いが、交通整理は上手くできていたように思えた。
再現された県警内部の美術も申し分ない説得力を持つ。

骨太で男くさい熱いドラマで、大いに後編に期待できる内容。

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 何?後編は6月4日じゃないのか?ロクヨンじゃろ?あせあせ(飛び散る汗)
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