散歩道の河原の葭原にヨシキリという野鳥が帰ってきました。大きな声で毎朝鳴いています。
これから恋の季節を過ごして営巣して子供を孵して、そしてまた夏の真っ盛りにいなくなってしまいます。
季節ごとの繰り返し以外に人の生きていく道すがらにはいろんなことがあります。何事も無い日々というのがどれほど幸せなことなのか、ことが起こってから気づくことが大半です。
ヨシキリは鳴き、緑は濃くなり、田んぼには稲の苗が植えられて青々と風に吹かれています。山はそこにあり、川もそこに流れ、風は何物にもとらわれずに吹きすぎていきます。
諸行無常と言いますが、人はそれを分かったうえで懸命に生きていこうとするようです。
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