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2016年05月06日23:39

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1080 ピン

シリンダー・オルゴールのリピニングに使用するためのに、スイスのオルゴール博物館付属の工房に注文していたピンが薄い封書で届きました。バラバラの状態で届くのかと思っていたら、針金のように繋がっていて、折ってからシリンダーに押し込むようです。太さは0.3mm程度か、2,000本で60スイスフラン≒7,200円。これだけあれば中型のオルゴール1台には予備も含めて充分でしょう。

1本の長さは5mm程でしょうか、スイスのオルゴールだと、シリンダーから飛び出している長さは1mm以下と思います。先端が細く削られているのに注目してください、どのようにして作っているのでしょうか? ピアノ線なので砥石などで研磨しないと削れません。2014年にマンドリン・オルゴールの修復をお願いしたニコ・ウィーグマン氏の工房では、自作の卓上型自動旋盤で1本ずつ回転する砥石で削り出してから切断していました。このときは約4,500本のピン( それでもマンドリン・フォーマットとしては異常に少ない! )を打ち込んだそうです。

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