『Me and Earl and the Dying Girl』
サンダンス映画祭でグランプリと観客賞に輝く青春映画。
もうそれだけでそそられる。(笑)
過去に両賞受賞しているのは『プレシャス』『フルートベール駅で』などがある。
(ここ数年のグランプリは日本公開されているので、これも可能性は高いと思うのだが…。)
ピッツバーグの高校三年生グレッグをめぐる友情物語だが、グレッグは自分で何も決められずに殻にこもるヘタレなやつ。
学校では目立つことも徒党を組むこともしない。また志望校も絞れずにランチも理解ある教師の部屋でひっそりと取る始末。
唯一、仲間と呼べるのは一緒に自主映画を撮っている幼なじみのアールくらい。
しかし、同級生のレイチェルが白血病にかかったことで、グレッグは母親から何か助けてやるように強制される。
肉体的に死に向かう少女と、精神的に死んでいる少年の奇妙な友情を描いた青春映画で、ありがちなボーイ・ミーツ・ガールを下敷きにはしているが、ひとひねりある。
通常、高校時代に死を考えるなんて、健康体ならまずないこと。
思わぬ形で「死」の意味を突きつけられて、自分の人生と向き合ってこなかった少年が大人になってゆく過程には共感できる面もある。
自主映画を作っていることからも推察がつくように、
映画ファンなら随所にみられる小ネタがツボるのではないか。タイトルセンスも含めて手作り感たっぷりのパロディ映画に幾度となく笑みがこぼれる。小道具の使い方が上手く、サブカル好きもきっと楽しめるだろう。
グレッグ役には『Project X』のトーマス・マン(あの有名な作家ではない

)、レイチェルには『シグナル』のオリヴィア・クックが扮する。
あまり有名俳優は出てないが、各々のキャラクターは誰もが個性的で魅力を感じる。
グレッグの父親のオカシナ東洋かぶれもユニークだし、レイチェルを愛する母親もいい味を出している。
(主要キャラで、一番知られているのは『ウォーキング・デッド』にも出ていたジョン・バーンサルだろうか?)
有名俳優のカメオ出演(?)には不意を突かれた。本人かどうかIMDbで確認したくらい。(笑)
メガホンをとったのは、これが長編2作目のアルフォンソ・ゴメス=レホン監督。
コマーシャル・フィルムでも活躍していたというのが頷ける映像センスを感じる。
ミシェル・ゴンドリーの映画が好きな人にはオススメできるかな?
レイチェルからの贈りものには不覚にも落涙。
※なんでもインド盤BDに日本語が収録されているそうですよ。
どこで買うんだろう?…あ、インドか。(苦笑)
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今日のクリスタ。
線画をやってみたけど、やはり無理だな。
吹き出しも少々てこずるか。
単純なトーンや効果線なら何とかなるかな?
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