1059 セミ・マンドリン？

去年の10/22に届いたセミ・マンドリン？のオルゴールですが、12/18に修復完了で戻ってきていました。下記のようなトラブルだらけで、売主はまともに聞いていなかったようです。

テンポがものすごく遅い。ガバナーが押さえつけられているのかな？　ガバナーの軸受けに使われているルビーが摩耗しているのかな？　ピニオンの噛み合わせ部分が摩耗？　グリスが固まった？　ゼンマイのグリス補充、または交換が必要。

8曲入りなのにゼンマイは1曲分も持たないし、とても堅い。これはゼネバ・ストップに関して知識のない人が分解して間違った再組み立てを行ったため。

演奏開始レバーもチェンジ・リピート・レバーもとても堅い。箱の底の板を手で動かさないといけない。ラチェット保持スプリングの問題かな？

若干というよりかなり音痴、要調律（ 写真1は調律作業中、後で正確な調律表をもらいました ）。ビビリ音が酷い。ダンパー修理が必要。チップは最低音の1本だけが破損していて鳴っていない、要修理。 分解中にメーカーの特定に関する文字や刻印がないか探してもらいましたがダメでした。

鍵は付いてたが蓋の錠が破損。中蓋を立てた状態で保持できないで倒れてくる、蝶番の問題かな？箱の塗装はヒビだらけなので、研磨とシェラックニスで仕上げ塗装。

すべての修復が奇麗（ 写真2 ）に行われていました。さっそく試聴、う〜ん・・・・機械的なトラブルはすべて解決、でも編曲の腕前は・・・・フツーかな。

8曲入りを全曲通しで演奏します。
http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/Mndln2.m3u

皆さんの評価はどうですか？