『
シャーロック 忌まわしき花嫁』
英国BBC放送の人気ドラマ『SHERLOCK』の番外編として、ヴィクトリア朝時代にそのままキャストを置き換えて製作された。
日本でもTVドラマの劇場版はよくあるが、さすがというべきか多くの凡庸なそれらとは一線を画す出来栄えになっていたのは鹿撃ち帽も脱帽もの。
安易に劇場用の集金作品なんて作って欲しくはないよね。
もっといえば、シーズン3まで見ていないと十分には楽しめないかもしれない。
それくらい
TVドラマシリーズと親密な関係にある。
では、どうやってヴィクトリア時代に…という疑問が浮かぶが、それは口チャック。(笑)
ただ、これを最初に見るとオリジナルシリーズのネタバレになる箇所があるので要注意。
もっとも本作を見にいく人で、そんな人は少ないのかな?
何といってもNHKで放送していたので認知度は高いだろう。
本国英国ではTV放送(プラス、一部劇場公開)だったようだが、海外では日本のように劇場展開している国も多いようだ。
「マスグレーヴ家の儀式」を基にしているそうで、描かれる“花嫁ら”の悲哀にはグッと来るものがあるが、ミステリーのトリックよりも作品全体に仕掛けられたトリックを楽しむものかな…と思った。(笑)
原作時代のセットや衣装なども見ごたえあるが、
現代版の特徴の一つであるデジタル文字が空間に浮かんで推理の手がかりになるトリックも<アナログ方式>で再現していたのには思わずほおが緩んだ。
この辺のサービス精神もばっちり。
映画の前後に特典映像も上映される。TVシリーズファンなら思わず身を乗り出してしまうだろうか。
個人的にはTVシリーズは吹き替えで親しんでいたために、今回の字幕版をみて
「これほど膨大な台詞の分量だったんだ」と改めて気づかされた。
次はいつもの声優さんの吹き替えで楽しみたい気がする。
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