英国の夢『
ラファエル前派展』
先日の事だが、映画鑑賞の前に半端に時間があったので、ついでと言っては語弊があるけど、この展覧会を。
(映画が同じ建物なので、ギリギリまで時間が読めるのが利点)
解説はWEBサイトの学芸員の動画を見ていただくとわかるかとは思うが、生で見てこそ伝わるのは立体感かな?
平面なのに立体に見えるわけないと思われるのも無理はないが、いくらキレイに描写されていてものっぺりしているのと、空間に引き込まれる絵の違いはある。
さすが、ジョン・エヴァレット・ミレイは圧倒的な描写力。
手に取ってしまいたくなる立体感がある。
《ブラック・ブランズウィッカーズの兵士》のドレスの質感は必見。(下図参照)
逆に(名前を出して恐縮だが)、《祈りの後のマデライン》のダニエル・マクリースはペタッとした印象。
丁寧に描いているけど、奥行きがイマイチ感じられない。
若い女性客の姿も(しかも清楚でオシャレ)目立つことからも(一昔前の?)少女漫画的な世界に憧れる方は好きな世界だろうと思う。
『ハムレット』のオフィーリアなどが好きな層にはアピールするのでは?
初見じゃない印象を持った作品は、もしかして海外のLPジャケットに使われていたのもあるかも。(フォーク・ロック系が好んで使いそうな図柄が目立つ)
ローレンス・アルマ=タデマの《お気に入りの詩人》は人物も見事であるが、大理石の表現に唸る。
わずかに茶褐色がかった汚れとか陰影の塩梅は痺れるな。
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