谷根千。
谷中、根津、千駄木。
そういえば、行ったことがない。
いつぞや、にじいろジーンみたいな番組で、芸能人がこの辺を散歩しながら食べ歩きなんていうシーンをポジティブに観ていたが、谷中も根津も千駄木も知識がない。
そのうちに、吉田剛太郎が『東京センチメンタル』で、素敵なお店を紹介してくれるのだろうが、その前に、まずは根津を歩くことにした
"した”といっても、誘われるままにのんきなランチ
楽しければいいのだ。
この辺を囲む地区にはそれなりの土地勘もある。
美術館あふれる上野、バリバリのサラリーマン時代にお世話になったベルトクイズQ&Q司会者の自宅は東大前、ワイフさんが勤めていた日暮里での散歩やデート、怪しい街・鶯谷での憩いのひと時、千石なら三百人劇場で渋〜い映画を観ていた高校生時代、駒込・六義園の夜桜も2人で観るなら素敵だった
これに比べて、見事なまでに谷根千はスルーだった。
映画館が無い街には、縁遠いことがよくわかる。
根津美術館があるわけでもない。
あと、あまり乗らない千代田線。
まずはランチ。
『串揚げ処 はん亭』
外観からして合格である。
大正8年に建立された黒塀、杉柱がむき出しの土間に通され、串揚げに舌鼓。
「二度付け禁止」なんていうどろソースの壷は置かれていない。
黒味噌、岩塩、ソースの3種類を趣向に合わせて選んでいく。
酒飲みではないからか串揚げなんてものを食したこともないが、根津の串揚げはおそらく大阪のそれよりも100倍上品に美味しい
締めに岩のりがたっぷり入ったお茶漬け(2段目・左
)をさらさら掻きこんで、第一部終了。
根津といえば、根津甚八か根津神社。
『根津神社』
同級生ちゃんをまた一人巻き込んでご朱印ガール(自称)にデビューさせた。
そろそろご朱印協会から表彰されてもいい頃なんだがね。
今日の喜びに感謝の第二部・参拝の儀式を終え、根津のたいやきを横目で見ながら、第三部スイーツ探し。
東西南北、周囲200mそこそこを歩き回ったが、たどり着いたのがまたもや『茶房 はん亭』。
根津は『はん亭』だらけなのだ。(当社比)
下段の2つが「クリーム白玉あんみつ」とコーヒーのセット
これでまたブタになる
茶房を出て建物を見上げてみると、串揚げ処と茶房は、背中合わせに過ぎなかった。
でも、スイーツ屋を探し回ったおかげで、ほんの少しだけ根津が詳しくなった。
なんたって、1丁目と2丁目が見分けられるんだぞ
さて、同級生ちゃんたちと別れ、第五部まで時間があるので、独りぼっちの寄り道。
さだまさしシリーズ・第二弾『檸檬』。
新御茶ノ水からJR御茶ノ水への乗り換えを、何もせずに向かうわけがない。
聖橋を渡り、白い石段を下っていけば孔子の香りが漂ってくる。第四部。
『湯島聖堂』
論語読まずの論語知らず。
ともかく、論語には人格者を求める言葉が多く、自称・ブラックなおいらにはほど遠い道のりである。
その中でも、1つぐらいは自らに矜持しているものがある。
《子曰 君子之於天下也 無適也 無莫也 義之與比》里仁第四10
さて、この日の2つ目のご朱印。
★2.
■嫁ぎ先は食べ物で選ぶ?驚愕の『ローカル食べ合わせ』を実食
(しらべぇ - 01月29日 15:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=3827169
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