『ロンゲスト・ライド』
愛を取るのか、夢を取るのか。
突然突き付けられた選択肢に答えはどちらなのか。
片田舎の学校に通うソフィアは友人の誘いで行ったロデオ大会で運命の男性ルークと出会う。
しかし、彼は生粋のカウボーイで、都会で美術関係の仕事につきたい自分の夢との両立はできない。
原作はラブロマンスで有名なニコラス・スパークス。
互いに自分の夢を追いかけながら、本当に大切なものは何かを自答する。
タイトルにもなっているロンゲスト・ライドとは、ロデオでどれだけ長く乗っていられるかということで、おそらくは人生の荒波の中でのことも重ね合わせてみているのではないか?
この原作者の“署名”ともいえるほど、手紙が重要なアイテムとなる。
偶然、二人の人生に割って入る老人の過去がソフィアとルークの人生とダブる構成なのは、いかにも人気小説家を思わせる。
この老人の過去話がありがちなロマンス映画に奥行きを与える。
ニコラス・スパークスの世界が好きな人には、おおむね納得できる出来栄えではないかな?
むしろこれまでの公開作品からしたら、ソフトスルーが不思議なくらい。
クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドやディズニー『トゥモローランド』のブリット・ロバートソンら、次世代を担う若手俳優たちの競演も見どころの一つ。
特にロデオで暴れ牛にまたがるスコットは父親譲りのカウボーイスタイルと、ちょっとした仕草などにクリントの面影を見せて、往年の映画ファンにもアピールするのでは?
(DNAを引き継いでいるから当然といえば当然だろうし、それを狙ってのキャスティングなんだろうが…。)
余談ながら、ニコラス・スパークス作品といえば横向きで互いを見つめるジャケットが有名だが、これもアメリカ・ドイツなど海外盤はそうなっている(なぜか日本盤は違うが…)。
お互いが平等に向き合うことの意味があると思うので、それを表現したデザインなのかとも思うが、どうなのだろう。
3月2日発売
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