『
モンスターズ 新種襲来』
低予算ながらあっと驚くアイディアで世界に名前をとどろかせたギャレス・エドワーズの出世作となった『モンスターズ/地球外生命体』の続編。
ギャレスが多忙なために、英国のTV界で活躍するトム・グリーンの長編デビューとなった。
前作後、世界中に様々なモンスターが繁殖拡大してしまった中、中東を舞台に米軍がモンスター退治に乗り出す。
だが、モンスターを狙った爆撃で、
誤って過激派組織を誤爆してしまうことからオカシナ方向に進んでしまう。
そう、これは怪獣映画に名を借りた社会派映画。
前作でも怪獣の出番は控えめだったが、それは予算の都合もあったろう。
今回はあえて少なめにして、人間ドラマに焦点を絞った印象がある。
現実社会で、米軍による誤爆で罪なき人々が亡くなっていることが基になっているのは明白。
地球外から来たモンスターそっちのけで人間同士が残虐な殺し合いをするのは皮肉としか言いようがない。
情けないくらいに人間は自分の影に怯える生き物なのかもしれない。
まるで『ゼロ・ダーク・サーティー』か『アメリカン・スナイパー』かといった臨場感ある戦闘描写は見ごたえある。…が、怪獣映画目当ての人には物足りない面があるかもしれない…。
人間が敵視するモンスターたちが垣間見せる美しいファンタジックな映像は見所の一つ。
世界中に広がったモンスターは何を指すのかは言うまでもないだろう。(苦笑)
2016年1月9日より公開
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