いつも来てくださっている女性のお客様。能登半島の中ほどに住んでおられます。この辺りには「あえのこと」という神事が伝わっていることで有名です。それは冬になって田んぼの神様を一家の主人が袴裃を付けた姿でお招きして家の中でごちそうをしてもてなす作業というか動作を演ずるというしきたりです。季節行事のように毎年地方ニュースの画面で見てきました。
そういうことは頭の片隅にはあったのですが、先日このお客様を氣視させていただいているとこの方の持っておられる田の神様がお家の中に入ってこられて大黒柱の根元にお座りになる姿が視えました。
そこでこのことをお伝えするとこの方から次のようなことが伝えられました。昔からの田なので変形地の形でいびつな田の何枚かを区画整理して耕作しやすい形に改良する工事が年内に始まって年内に終了する予定なのだということらしいです。
つまり田の神様は工事の間この方のお家のほうに緊急避難されているということを知らせてきたわけです。「こういうことがあるんですねぇ・・・。わかりました。きちんとお供え物を供えてお祀りさせていただきます。」とのこと。私のほうからは本当は大黒柱に注連縄を巻くのがいいのだけれど、それが出来なければお神酒を供えてくださいとお伝えしました。
能登にはまだしっかりと土地神様たちと住民の方達と霊的な結びつきがしっかりと残っているように思います。
ログインしてコメントを確認・投稿する