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2015年10月28日11:42

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今宵は貴女達と共に♡♡♡(「I'm With Her」大阪公演 )

何度も言わせて頂きますが、とにかく今月は自分にとっての「待望!」と言えるアーティストの来阪(一部京都)が相次いでいるのです。

今回は、去年と同じく、音楽評論家ピーター・バラカン氏が東京で主催した「LIVE MAGIC」というイベントの流れで大阪まで来られた3人の女性アーティストによるユニット「I'm With Her」だ。
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そのひとり、サラ・ジャローズ(真ん中、以降「SJ」)が自分にとってのお目当てでした。
4年前にAmazonで見つけて何げに買った『Follow Me Down』がことの外にいいアルバムで、彼女の名と存在がすぐに印象づけられた。
一昨年に出た次作の『Build Me Up』も同じく好作。動画パフォーマンスも色々見たりして、まさに新世代の女性シンガーソングライターの逸材出現!ってな感じで胸踊らされた。
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マイミクさんの数人も注目されていたようですが、それはあくまでマニアックな洋楽リスナー界隈の話題に過ぎないと思っていたので、まさか来日が実現しようとは!

もうひとりのセーラ・ワトキンス(写真左、以降「SW」)も、Amazonを探って出会ったひとり。「ワトキンス・ファミリー・アワー」という姉弟ユニットで、一聴してカントリー以外の何ものでもないのだけど、ポップ志向のようでありながらルーツ回帰な眼差しも忘れない、本当にいいアルバムです。
グレイトフルデッドのカヴァー「Brokedown Palece」
http://youtu.be/zNc2Vx6JgSEフォト

よく、「レコード店こそがリスナーにとっての出会いの場」と言う向きもあるし、自分も同感で、いつまでもそうありたいのだが、決してそれが全てではない。ここ数年ネットで見つけた逸品がどれだけ多かったことか。要は自分の経験と勘に基づいたアンテナをどう張り巡らせるか?ということでしょうね。もちろんAmazonの巧妙な販売戦術もあるのだろうけども・・・(笑)

なんて御託はともかくライヴです。
去年のジェリー・ダグラスと同じく会場はクラブクアトロ。これも同じく開演してからまずピーター氏と、宝塚在住のブルーグラス評論家、渡辺三郎氏が登場し対談。
そもそも今回のイベントは去年のそれと同じく、ブルーグラス音楽を詳しく紹介、披露するのがテーマ。ただ自分は正直言って、SWはともかく、SJにはそういうイメージは無かった。もっとモダンで広範な、それこそ昨今流行りの「アメリカーナ」に類する人だと思っていたのだけど、対談の途中で3人が登場して演奏を披露すると、ものの見事にそんな違和感が吹っ飛んだ。
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素晴らしいハーモニーとリズム感覚。それらが生み出す森の木漏れ日の暖かさ、あるいはそこから吹き下ろす薫風を感じさせるような涼やかさ。まさにそれは現在進行形のカントリー音楽の息吹が伝わる素晴らしいパフォーマンス。

お話を挟んで驚いたのは、SJ嬢はなんと今年で24歳!初めてアルバムを買った時点でハタチそこそこだったわけだ。そのお歳でトム・ウェイツの曲なんてカヴァーしていたんですよ。凄い!
「うちにおいでよ」http://youtu.be/DzapgZI5SEc
ちなみにSJ嬢はテキサスはオースティン近郊の出身。オースティンは音楽の街と言われてる所だけに、間違いなくその影響があったのでしょう。

いっぽうSW嬢は西海岸。そしてもうひとりイーファ・オドノヴァン嬢は東海岸のマサチューセッツ出身。お3人の出が見事にばらばらなのと同時にルックスも、SJ嬢が瓜実顔のプルネット、イーファ嬢はブロンドで彫りが深くて、昔のハリウッド女優のように古風な(?)感じ、SW嬢は失礼ながらお顔の真ん中に大きな眼鏡がでんと目立つ愛嬌のある感じと、見事に三人三様のキャラが立っているんですよね。
イーファの一昨年のアルバム『Fossils』フォト
これは自分は未聴。今度買おう。

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後半1時間ちょっとが、いよいよ3人のみのステージ。終始にこやかに楽器を持ち替えたり、3人の立ち位置を微妙に換えたりと、歌と演奏の素晴らしさに加えて、ヴィジュアル面もチャーミング。熱い眼差しを送りながらも、静かにゆったりと聴き入るフロアの空気も心地いいヴァイヴレーションを生み出していた。
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マイクを用いず、生音だけのプレイもあったり。

「Clossing Muddy Waters」ジョン・ハイアットのカヴァー。
http://youtu.be/BTDUDRIEifQ

ラストに披露したのは、なんとニーナ・シモンの「Be My Husband」
http://youtu.be/8FK-ZRHx8tU

前日の高野山行の疲れもいっとき癒された至福の時間でしたるんるん





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