『
パディントン』
クマは(も?)古今東西を問わず人気者で、映画や文学では引っ張りだこ。
『クマのプーさん』『グリズリー』『ブラザー・ベア』『こぐまのミーシャ』『オープン・シーズン』『テッド』『クーキー』などなど数えればきりがない。
本作の主人公もまた愛すべきクマちゃん。
原作は40か国以上で翻訳され全世界で3500万部を超えるというベストセラー“パディントン”シリーズ。
世界一紳士なクマのパディントンの映画化を手がけるのは『ハリー・ポッター』のプロデューサー・デヴィッド・ハイマン。
TV界で活躍してきたポール・キングが監督を務める。
ペルーの奥地に暮らしていたパディントンが棲家を失くし、かつてペルーに来た英国の探検家を頼って大都会ロンドンへ出てきて巻き起こすドタバタ劇。
自分の居場所探しをしながらも都会と田舎、人間とクマのカルチャーギャップをユーモラスに描く。
トラブルは起こすが(冤罪もある)、許せてしまうのはパディントンが常に真面目で礼儀正しい姿を見せるから。もちろんモフモフの癒し系容姿もあるだろう。(笑)
トラブル・メーカーであっても仮住まいしているブラウン一家にとってプラスの面もある。
傲慢な人間社会への批判と自然との調和の大切さがブラウン一家とパディントンとの関係に投影されている。
パディントンをつけ狙う謎の美女・ミリセントにニコール・キッドマンが扮し、彼女の秘密が物語に奥行きを与える。
ミスター・ブラウン(ヒュー・ボネヴィル)がパディントンと共にある場所に潜入する変装がケッサク。ブラウン夫人役のサリー・ホーキンスの飄々とした演技もハマっている。
見所はオシャレでポップでギミックたっぷりの映像で、パディントンのモフモフ質感も抜群!!
垣間見える映画のパロにもニヤリとさせられる。
劇中のヒットソングのお遊びも面白いし、ロンドンの街並みのオモチャ感がピッタリ。
観光気分でも楽しめる。
2016年1月15日公開。
(今年の東京国際映画祭でも上映される)
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