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2015年10月05日02:31

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『ドローン・オブ・ウォー』

『ドローン・オブ・ウォー』

 アンドリュー・ニコルはどうしても『ガタカ』の印象がついて回る。
しかも、主演がまたもやイーサン・ホークとなれば余計に…。
端的に言えば近年のヤングアダルト路線よりはずっと見応えがあった。
ただし、邦題は『ロード・オブ・ウォー』に引っ掛けたのだろうが、原題のGood Killでないとならなかったのでは?

 近年、何かと話題のドローン。
米軍は自国の兵士のリスクを減らすためにドローンを活用しているが、問題点が起きているのが現状。
その事実を基に描かれた映画。

 攻撃する米軍側は米国内のコンテナという安全な所から無人機で一方的に攻撃する。
しかし、そこには一般市民が犠牲になるリスクがつきもの。
卑怯な方法で戦いながら、「これはGood Killだ」と自らに言い聞かせる日々。
何とも皮肉な響きを持つ。

 主人公トミー・イーガン少佐は空軍の猛者だったが、方針が変わってドローン攻撃の一員となっていることにも不満が積もっている。
まるでTVゲームのような戦いでは彼のようにパイロットの訓練を受けた人物である必然性はないのでは?
アイデンティティーの喪失もトミーを悩ませる。
ゲームのような攻撃をする場所がラスベガスにあるというのも設定の皮肉を感じる。

 軍は命令系統には服従しないとならないし、またそうでなければ困るのだが、大義を感じられない不本意な攻撃に自身の正義が揺らぐ。
終始生気を失ったようなトミーが、ささやかではあるが人間性を取り戻すために取った行動と、最後に“曲がる方向”が意味深い。

フォト


 しかし、仕事場に私物のスマホを持ち込み操作できるのは驚いた。(笑)
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