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2015年08月01日23:08

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★1の《舞台》+★5の《落語》、談春が救ってくれた

今日もクソ暑かったるんるん
こんな日は芝居を観たり、落語を聴いたりのインドアライフ晴れ

いまを遡る2か月前、ワイフさんから命令が下される。
牡羊座「夏にアダム・クーパーが来るから、チケット取っておきなさいよパンチ
フォト
アダム・クーパーとは世界有数のバレエダンサーで、映画『リトル・ダンサー』のラストシーンに印象的な人物。
ワイフさんは、この映画と、マシュー・ボーンが主宰するAMPの『白鳥の湖』(バレエ公演)を生鑑賞して、ある程度のファンになっていた。

彼女の命令は日本国憲法よりも絶対につき、日本公演の『兵士の物語』を6月20日の発売初日(←ここ重要)にチケットをゲットしておいた。
その後、頻繁に送られてくる『兵士の物語』特典付きメールや、定価の半額以下で出品されるオークションの数々を目の当たりにして、一体どれだけのスカスカ公演になるやら、興味深くなっていた。

池袋のパスタ屋で“冷製パスタ”に初挑戦。
美味いハート達(複数ハート)
美味くて写真撮影を忘れたが、ワイフさんに「同じ味で作ってよ」と頼んだら、「ぶっかけうどんのつゆで作れば良いよね」と相談された。そうなのか?

東京芸術劇場プレイハウス。
開演10分前なのに、後ろ半分辺りの席はガラガラで、とんもない寂しさになっている。
フライヤーを観ると、使用楽曲の作者はストラヴィンスキー。
『火の鳥』みたいな曲の作者だと記憶しているが、聴いたことも記憶もない。
『春の祭典』はなんとなく記憶にあり、聴けばわかる。そんな程度。
嫌な予感だけが湧き上がる。

チケットに示された席列は『F』、ABCDEFと6列目。
ところが、無謀にも先を行くワイフさん、最前列に陣取って手を振っている。
いくらスカスカ公演とはいえ、あまりに無礼と6列目に戻るよう指示したら、
牡羊座「ここがFだよハート達(複数ハート)」の声。
オケピットで前5列を取り去って、6列目であるはずのF列が最前列。しかも、中央。
どんだけ売れなかったのやら。

フォト
『兵士の物語』★0.
8月2日が最終日なので被害者も、もう限られている。
最前列中央というクソ恵まれた席にありながら、仰天の★0.評価は、ワイフさんも同感の様子。
ちなみに、おいらの右隣の老婦人と、ワイフさんの左隣の初老さんはぐっすり寝ていた。
寝るもなにも、上演時間は、わずか65分だよあせあせ(飛び散る汗)
もろちん、この上映時間の短さは、おそらく大多数の観客にとって幸福なことだった。
あと1分でも長かったら、★マイナス10000としても、過不足ない。

前後するが、とにかく最近見た芝居の中では最低のワーストクラス。
サラ・ブライトマンのライブ以下という評価なのだから、言わずと知れる。
チケットの売れ行きが不振なのを知っているのか、ダンサーたちの演技に全く熱がこもっておらず、舞台構成もひどい。
そして、一番クソだったのは、オーケストラピットの演奏技術。

タクトを振っていたのが外人さんだから、それなりの楽団を連れてきているのだろうと期待したが、トランペットの演奏を聴いてビックリした。音程が破裂していて、メタメタ。
オケピの中では、誰かが楽器を落とした音まで聞こえてきた。
シロウトたちの集まりなのか、管楽器のひどさが目立つ。
カーテンコールでわかったのだが、演奏者は日本人のおじさん、おばさん。
あくまでも勝手な解釈だが、興業赤字が取り返せないとわかって、オーケストラのコストを極限まで抑えたのだろう。
正直、高校生たちのブラスバンドの方がよほど上手い。

フライヤー曰く《衝撃のラストシーン》で、暗転。これで『兵士の物語』全編の幕。
客席からは、戸惑い気味のパラパラした拍手と、どよめき。
「ブラボー」のひとつも聞こえてこない。
決められた回数のカーテンコールをこなしているアダム・クーパーほか3名の演者たち。
最前列で1人、後方で2人、3回目のカーテンコールでスタンディングに変えようと試みたようだが、周りの客が誰ひとりスタンディングで応えない。
それよりも、先を争って帰っていく始末。

恐ろしくてチケットの値段は書ききれない。
冷房の効いた芝居小屋に居たのに、熱中症に罹ったようなクソ芝居。
まるで、アホ安倍の国会答弁を見ているような65分でしたとさ泣き顔

口直しに池袋から渋谷へ移る。
牡羊座「談春は、上から目線で偉そうだから嫌い」という罰当たりな思い込み溢れるワイフさんは、野球の用事があるからと帰宅していき、シアターコクーンは独り落語。
フォト
『立川談春 もとのその一 FINAL』★5.
彼自身のデヴュー30周年を祝うこのシリーズも、これで3本目。
お陰さまで3回とも鑑賞することができて、3回とも満点評価。
ちなみにシアターコクーンで落語を興行するのは初めてのことだって。
勘三郎のコクーン歌舞伎も凄かったけど、コクーン落語の先駆者・談春も偉い。

『たがや』★5.
『小猿七之助』★4.
『居残り佐平次』★5.
たった一人、中入り込で2時間45分。
聞いている者たちに笑顔を与え、感動を加えてくれる。
アダム・クーパーや、クソバカ低脳安倍晋三は、たまにはこのような名人芸に触れてもらいたい。
マジにそう思う。

渋谷Bunkamuraを出ると、時すでに20時。
360度、円周率とはこういうものだと主張しているような満月が空に浮かび、心地よい風も吹いてきた。
池袋で観た芝居は、夢幻として忘れてしまおう。
ワイフさんは、自らが選んだ芝居ということを忘れて、
牡羊座「お父さんにしては珍しくハズレだったねパンチ」と、ビール片手に笑顔で語っている。
それでいい。
すべて僕のせいさ。



■岐阜・多治見39.9度=今夏最高、2日も熱中症注意―気象庁
(時事通信社 - 08月01日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3545681
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