御座石神社

　諏訪への旅で最後に行った神社です。以前にも書きましたが、諏訪大社の主祭神の母神が祀られている小さな神社でした。

　石川県と富山県の県境にある石動神社とどこか共通した雰囲気を感じました。不思議な巨石がそこかしこに置いてある感じがいかにも古代神のおられる佇まいのように思いました。

　諏訪湖にしても御柱祭りにしてもこの巨石群にしても、何か地の底から湧き上がってくる力を隠しているような感じが古代神を祀る土地にはあるような気がしてなりません。

　そして御座石神社の境内にはその陽だまりの中に小さな母神像の群体のような塊がほっこりという感じで鎮座しておられました。

　今の世の平和を願う日本の古くからの神々の祈りの姿の象徴のように視えたものです。