『
ドラフト・デイ』
日本ではプロ野球で知られるドラフト制度だが、NFLのそれは一味違う。
各陣営が少しでも強いチームにしようと画策するドラフトの長い長い一日をドラマチックに描いた作品。
NFLが日本ではなじみが薄いと踏んでのことだろうが、冒頭にドラフトの簡単な仕組みとチーム説明がある。野暮かもしれないが、こういう配慮は正直助かる。
裏工作や駆け引きなど、日本のプロ野球のドラフトではありえない仕組みが面白い(とともに混乱する)。当日のドラフトが始まっても、誰を指名するのか決まってないなんて!
ネタフリ時点で結末はほぼ予測がつくものの、スリリングにみせる手腕は中々のモノ。
システムでしかないルールにドラマを重ねた脚本家の力量を感じる。
恋バナやドラフト候補生の人間性が徐々に浮き上がるのも効果的。
オーナーや監督らに挟まれるGMの立場の難しさも伝わる。
しかし、何と言ってもタイムリミットに向けての丁々発止が見どころだろう。
画面分割が少々煩わしいのと、あまりに予定調和なのが気になるが、間口が広く敷居の低い映画を定期的に提供するのも興行を考えれば大事なこと。
アメリカ映画らしく父と息子の話がベースに流れ、GMを演じるケビン・コスナーのキャスティングも良い。
さらに周囲を支えるキャストもジェニファー・ガーナ―、フランク・ランジェロ、エレン・バースティンなど実力者が並ぶ。
本人役で関係各位が出演しているのもリアリティ向上につながっていると思う。
GMはつくづく決断力や覚悟が試される仕事なのだと痛感する。
個人的にはこれほどプレッシャーのかかる仕事は御免だが、一度体験すると病みつきになるのかもしれない。
ゲームの第二章も見たかったが、それは本筋じゃないから仕方ないか。
ところで、ネットではこういう映画祭も見られるのね。
マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル
http://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/
一か月前からやっていたみたいだけどギリギリになって(日曜日の夕方)知ったので、間に合わないか…なんとか一つ二つ見れるかな?(16日まで…)
iTunesでレンタルできるようだ。
メラニー・ロラン監督作とゲイの映画が面白そう…。
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