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2015年01月26日01:00

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『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』

『ハニートラップ 大統領になり損ねた男』

 大統領候補に名乗りを上げようかというセックス依存症のダメ男がしでかした失態。
元IMF専務理事ドミニク・ストロス=カーンのスキャンダル事件を基に描かれたという映画。

 大物政治家デヴロー(ジェラール・ドパルデュー)は大の女好き。売春婦を呼んで酒池肉林のパーティーは日常茶飯事。
実の娘の前でも下ネタは遠慮なしといったブレなさは清々しい(?)くらい。
だがある日、ホテルの客室係に性暴力事件を起こしてしまう。

 『SHAME−シェイム』という映画があったが、この主人公もセックス依存症に陥っている。
こんな男が大統領に?…と俄かに信じがたいほどの描写の連続。

 アベル・フェラーラ監督は事件を詳細に描き出す。逮捕の段取りから事情聴取、起訴に至るまでその手順はリアリティをもって観る者に迫る。

 正直言ってデヴローに共感できる人はあまりいないと思う。
だが、その原因がどこにあるのかを解明しないとならないのだろう。
デヴローの本業がなんであったのか、政治家を目指した一番の理由は何であったのかが紐解かれると、実に哀れな男にしか見えなくなる。それがラストショットにつながっているのではないか。
この話のキーパーソンは妻シモーヌ(ジャクリーン・ビセット)にあるのだろう。
人は資質にあった人生を送るのが幸福なのかもしれない。

 ふてぶてしいスケベオヤジを貫録ありすぎのジェラール・ドパルデューが演じる。
体の器と人としてのそれの落差を示すキャスティングか。
全裸も厭わない“体当たり”演技だが(苦笑)、ぜい肉の塊は見ているだけでお腹いっぱい。
冒頭、ドパルデューへのインタビューは本来なら特典映像に入れるべきだと思うが、それだけモデルの人物が有名だという意味なのか。
ロバート・デ・ニーロの養子ドレーナのキャスティングも話題のひとつか。

フォト


 しかし、この邦題はどうかと思う。(原題「Welcome to New York」)
早くも今年のワースト邦題の最有力。ちっ(怒った顔)


未体験ゾーンの映画たち2015で近々上映されるが、 WOWOWで放送済み。

 米国制作なのに現時点では米国で未公開らしい。
日本では4月8日にDVD発売予定。
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