mixiユーザー(id:4264385)

2014年12月03日06:38

16 view

冬おろし

 冬おろし(?)の雷が鳴っています。まだ本格的な降雪ではありませんが、今朝の金沢は屋根の上にうっすらと白いものが積もっておりました。

 春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)。こんな時節になんでだろうと思いますが、この言葉が好きです。平岩弓枝さんの小説「御宿かわせみ」の主人公となる男性の佇まいをこの言葉で表していて、何となく好きになりました。

 常にこんな心持でいられたらと思います。でも現実にはあたふたと七転八倒したりしてしまいます。それでもどこかで何とかなるさと思ってしまうのは生来の楽天主義のせいかもしれません。楽天主義と春風駘蕩は何だか根本的に違うような気がします。しかし、始まりとしては楽天的にあっても良いかなとこれまた気楽な性分が顔を出してしまいます。

 冬おろしなどと言う言葉は私が勝手に作った造語になるのかもしれません。しかし真冬の始まりのこの雷の音を聞くと北陸人は心の中で雪との戦いへのスイッチが自然に入るようです。そして春風駘蕩・・・春の風を心の中で憧れつつ寒さを乗り切っていく気がします。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年12月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る