今年もやって来た来た
ラテンビート映画祭。
スケジュールの都合で見られないのも多いが、ここでしか味わえない作品を求めて…。
今年のゲストはソムリエ(!)の
ジョセップ・ロカと
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督(&奥様でもある女優の
カロリーナ・バング)なんですが、後者は彼の特集が組まれていて、バルト9だけですが全作品でトークイベントをするという。
(そのためにか、上映日がくっついている。)
旧作から新作までレトロスペクティヴ(っていうんですか?)的な意味も込めての上映が多い。
以前から来日オファーは出していたらしいが、ようやく実現とのこと。
(過去に『気狂いピエロの決闘』をこの映画祭で拝見しているし、DVDで『どつかれてアンダルシア(仮)』を所有している。こっちは未見。)
『ビースト 獣の日』
もう20年も昔の作品で、当時日本公開もあったようだが、私は初見。
異色のホラーコメディ。
世界に終わりをもたらす<反キリスト>が誕生すると予知した司祭が、
悪魔に近づくために悪事を働くというユニークな着眼点が光る。
アグレッシブでエネルギッシュ、スピード感満点の振幅の激しい演出がアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の特色か。
司祭は悪魔的な匂いがする場所を求めて彷徨い歩くが、(現在ではさほどでもないだろうが)悪魔的音楽ということでへヴィ・メタルを取り上げるのはシリアスなのかギャグなのか何とも不思議。
きっと監督が好きなのだろうと推察される。
オカルトや処女崇拝といった定番ネタを織り交ぜながらブラックユーモアたっぷりに語られる<映画秘宝>的な世界はサブカル好きやB級ホラー好きには堪えられないであろう。
笑いとバイオレンスの洪水に溺れそう。(笑)
笑いの影にメディアのウソくささや人種差別などの社会批判も感じさせ、ピリリとさせている。
何でも司祭とその一行はドン・キホーテを参考にしているという話。
なるほどそれでお供の方は“幾分小太り”だったわけだ。(笑)
上映後に監督のトークがあり、「48時間寝てない」といいながらもジョークを交えて楽しく当時を思い出すように語っていました。おしゃべり好きのおちゃめな印象。
監督の作品に高所が良く登場するのは
ヒッチコックの影響かもしれないとの分析。
確かに映画でのシーンは『めまい』を彷彿とさせていた。
漫画やアニメが好きだということで、滞在中にはジブリ美術館やキャラクターのグッズも欲しいという話でした。(どこに行けばいいのかと話していたけど、中野ブロードウェイには行かれたのかな?)
上映後には即席のサイン会も…。

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