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2014年08月01日00:26

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「台北 國立故宮博物院/神品至宝」−白菜

「台北 國立故宮博物院/神品至宝」

 たかが白菜、されど白菜…。
「門外不出の白菜が来ていて○時間待ち」とずっとアナウンスされていたので敬遠していたけど、たまたまチケットを手に入れたので出かけてみたよ東京国立博物館。

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 待ち時間もないどころか、すいすい見て回れる。
台北 國立故宮博物院から初めてアジアでの展覧会というので、どれも「初めまして」のはず。
なのにこの差はなんだ。たった白菜一つといっては言い過ぎか。(言い過ぎですねあせあせ)
恥ずかしながら故宮博物院の成り立ちを初めて知りました。
そういう経緯なのね…。北京の紫禁城との関係とかも知らなかったよ。
今回その収蔵品の中から書・陶磁器・工芸品・掛け軸など中国文化を俯瞰する186点が来日。(…で合っているか?一部展示替えあり。)

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 世界に70点ほどしかない<汝窯>という焼き物を21点収蔵しているという話で、代表的な数点を展示。
特徴は一目見てわかる薄水色の透き通った<玉>に似せた色艶をしていることか。
柔らかい感触が伝わる。

 今回、<書>がかなり多く展示してある。
客層にもそれは感じられて、そこかしこから書をたしなんでいるようなつぶやきが聞こえる。
私も“たしなんでる風”を装い指でエア習字を真似てみる。(笑)
学生時代に授業で<王羲之>の名前は聞いていたので懐かしい思いもした。
でも、一般的には集客や解釈は難しいと思ったのか、全ての展示品上部に一言キャッチコピーが添付されている。

<歴代文人の中でも人気ナンバーワン>
<技法を超えた境地>
<これぞ超絶技巧!>
などなど…。

 見どころや解説が端的でわかりやすい。電球
学芸員が考案したのかな?

 多宝格をかたどった展示ブースのアイディアも苦心のあとがうかがえる。
多くは宋・元・明・清といった時代の作品だが、このころは技法がかなり発達したころらしく、それは作品にも如実に表れていて、“超絶透かし彫り”や“超絶刺繍”など笑うしかないほどの出来栄え。
いったい何年かかったのだろう?
以前、何かのテレビ番組で見たが、職人さんが球状の透かし彫りの完成時期についてコメントしていたのを思い出す。
「孫の代にはできる」と。なんとも気の遠くなる話だが、昨今の中国は随分主義が変わったようだ。

 話が脱線したが、行き過ぎた技術至上主義は揺り動かされるのも時の慣わし。
そんな復古運動と新技法とがまじり合って文化が花開いて行ったようだ。
なんであれ創作活動にリミッターをつけるのは頂けないよね。

 白菜という目玉がなくなってからの目玉は<人と熊>なのか。外のポスターにも大々的に載っている。偶然見つかった白と黒がまじった石を巧みに掘って熊と人に見立てるのだもの、大したもの。
人間の方は堀の具合が見づらかったけど、熊の方は表情が読み取れてチラリとのぞかせる舌がカワイイ。
そんな時、誰とはなく「小さい!」というつぶやきが聞こえ、思わず我の社会の窓を確認した。(笑)

ああ、たかが白菜…。げっそり

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