『
ゴジラ Godzilla』
ゴジラがカッコよい。
もうこれにつきる。
ハリウッド二度目の映画化。
『ジュラシック・パーク』みたいなデザインで不評だったエメリッヒ版の反省から(失礼)今度は慎重に人選したのが功を奏したか、実に1作目の「ゴジラ」を思わせる立派な怪獣映画に仕上がった。
ただ、怪獣の名前のような(?)ギャレス・エドワーズは平成ガメラ・シリーズを確実に意識していると思う。
ゴジラの立ち位置や映像的センスに近いものを感じる。
現在の時代に即し、リアルに魅せることを想定すると<現実的な手法>なんだろう。
オリジナルへのリスペクトを感じるのはゴジラの設定だけでなく、キャストにも表れる。
芹沢猪四郎博士とは考えたものだ。(笑)
映画はやや長丁場の尺をじっくりと焦らすように進む。
でも、こういうタメがある方が合っていると思う。
日本の原発事故に起因する設定は「なぜ今ゴジラ映画か」という説得力を持つが、もっとストレートに組み込んだ方が社会風刺が強まったように思えるが政治的配慮だろうか。
もっともそれをいえば米国の核使用の詭弁はさらに上を行く。あちらの核認識は未だにその程度なのかも…。
未だに…といえば、まだまだ“
なんちゃって日本”なのは悲しいし苦笑いしてしまう。
21世紀になって、しかも題材が「ゴジラ」で日本の俳優(渡辺謙)も出ているし、日本配給もされるのが分かっていながら“劇中の描写”は酷いと言わざるを得ない。
あくまでもゴジラは自然界のバランサーで『神』扱いのため、そこにおいてスリリングさは低い。
家族愛が中心となりモンスターも生物だという認定はギャレス・エドワーズ監督の前作『モンスターズ/地球外生命体』に通じるスタンス。
サウンド面にかなり力が入っていてゴジラ特有の咆哮とともに重低音がお腹にズシーンと響き渡る。
個人的に嬉しかったのは強襲揚陸艦やLCUが見られたこと。(笑)
しかし、あの兵器の行方が気になり、いささか最後があっけない気も…。
どうでもいい話だが“象が踏んでも壊れない”の原文はなんなのだろう…。ちょっと気になった。

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