ポール・W・S・アンダーソン監督登壇による挨拶付きの試写会に行ってきた。
直前に表で行われたレッドカーペット・イベントは参加できなかったが、映画は拝見できたのでいうことなし。
しかも、
奥様であるミラ・ジョボビッチを連れて…(本当の発音はミル・ヨボビッチに近いそうな、ヨボ…か)登壇こそなかったものの、前方の席で手を振ってサービスしてくれた。
(直前までカンヌに行っていたそうだが、早めに切り上げて日本に来てくれたようです。ホンマに親日家ですな。)
さらに日本のゲストで黒木メイサが登壇。スタイルの良さは半端ない。
一般人とレベル違いすぎ。www
監督は簡単な作品紹介と子供のころから「ポンペイ」の出来事に興味を持っていて作りたかったというお行儀のいい動機も語ってましたね。
それよりもミラが
「ポテトの話をしたら」とリクエストしたのに苦笑い。
なんでも脚本第一稿にはジャガイモをかじるシーンがあったそうで、専門家のチェックで考証ミスを指摘されたと。
知っての通りジャガイモは南米原産で16世紀に欧州にもたらされたと言われている。(日本はさらにそのあと…)
和やかな雰囲気の中、MCのごり押し的な「黒木メイサ」にオファーは…?というお約束の展開にはちょっとゲンナリしたけど、大人の対応をしてかわしてましたね。(というかほとんどミラが遠隔操作していた印象?)
『
ポンペイ』
史実に残る火山噴火を題材にしたディザスター・アクション映画。
ズバリ、見どころはVFXによるヴェスヴィオ火山の大噴火。
ケルト民族とローマ民族の対立にロミオとジュリエット的な恋愛もからませ、『バイオハザード』のポール・W・S・アンダーソン監督が得意なアクション満載で贈る娯楽映画。
理不尽な生い立ちで卑しい身分に置かれ苦労はしていても、矜持は捨てずに生き抜くさまは、孤高のヒーローといった様相のマイロ。
基本路線は明快な構図で、変に脚本を小難しくしなかったのは正解か?
ただ、キャスティングで気になる点がある。
ローマ人に見えるとか見えないとかそういう問題じゃなく(笑)、
キーファー・サザーランドがコルヴスというヒールを<モノにしている>とはいいがたい。
もっとねちっこさが似合う役者のほうが対立関係が際立ったと思う。(タイプ的にアラン・リックマンとか…)
劇中で剣闘士の闘いを「スポーツ」と言ってた下りがあるが、もともとスポーツの語源に「気晴らし」という意味があるらしいのだからまんざらでもあるまい。
主演マイロには『ゲーム・オブ・スローンズ』で知られるようになったキット・ハリントン。
ヒロイン役カッシアの女優はどこかで見た顔だと思ったら『エンジェル・ウォーズ』のエミリー・ブラウニングだった。
母親には『マトリックス』シリーズで知られるキャリー=アン・モスと中々豪華な布陣。
コロセウムのシーンは『スパルタカス』『グラディエーター』でお馴染みだろうか。
ともかく何をさておいても、専門家を招いて徹底的にリアルに作り上げたという噴火シーンはさすがの迫力。3D効果による噴石の飛び出し、火山灰の降灰などあたかも現場にいるかのような雰囲気は良く出ているので、ご覧になるなら大画面で音響のいい劇場をオススメ。
地上で繰り広げられる醜い人間どもの権力争いに、降り注ぐ火山の噴火は怒れる神が鉄槌を下すがごとくで、闘いに勝者なしを思わせる。
(ああ、それだけにラストカットは蛇足のような気がしてならない。)
試写会@TOHOシネマズ六本木、スクリーン7
6月7日から公開
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