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2014年05月16日00:22

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『ザ・ホスト 美しき侵略者』

『ザ・ホスト 美しき侵略者』

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 毎日のようにニュースでは近隣諸国との摩擦が原因の事件や事故が放送されている。
いや、隣近所のトラブルは我々自身が体験上知っている。
自分たちに都合のいい社会を作るため、相手に無理解な行動をとることも珍しくない。
またコミュニケーション不足ゆえ、“隣人”を警戒し恐れて、しまいには攻撃しあい傷つけあうことも、悲しいかな否定できない。
同じ地球上の人間社会でさえそうなのだから異星からの生物ともなれば、意思疎通ができると思うほうがおめでたいのかも知れない。

 『トワイライト』シリーズの作者ステファニー・メイヤーによる同名小説の映画化。
『ガタカ』、『タイム/TIME』を監督したアンドリュー・ニコルが主演にシアーシャ・ローナンを迎えて贈る近未来SF。SFといってもラノベっぽいのは原作の味だろう。

 宿主(ホスト)である地球人に未知の生物が寄生するというアイディアはさほど珍しいとは思わないが、同じ肉体に二つの魂が存在するのがユニークにしている。
当初は二人分のモノローグの掛け合いが少々うざい(小説ならアリか?)と感じたが、それも世界観を手短に伝えるための手段だったのだろう。時間経過とともに違和感は減って行く。

 より良き人生のために大事なのは敵と戦うことじゃなく、理解することという訴えはよくわかる。
自分を受け入れて欲しくば、まずは相手を理解することから…というのは、フィクションの世界に限らない。

 ともすれば安っぽくなりがちな内容をシアーシャ・ローナンの演技力と透明感ある存在感が支えている。
珍妙な三角関係(?)の落とし方はうまく逃げたかな…とは思うが、それなりに納得できるところ。
映像の美しさはアンドリュー・ニコルらしいといえるかも。

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 希望の光が見えるラストに現実社会もそうであってほしいと願う。

6月14日より公開
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