『
白ゆき姫殺人事件』
他人の不幸は蜜の味というようにゴシップで騒ぎ立てるのは人間のサガであろうか。
『告白』の湊かなえの原作を『ゴールデンスランバー』などの中村義洋が監督したとなれば期待も高まる。
ある日、国定公園で化粧品会社勤務の<美人>OL三木典子(奈々緒)が殺害された。
犯人はだれか、動機はいったい…。事件を巡ってTwitterではあることないこと噂が絶えない…。
TV局に契約社員として勤める男・赤星(綾野剛)のもとに知人女性からオフレコのタレこみ情報が入る。
ここまではありそうな話としても、いともたやすく守秘義務を無視するアホたれに、個人情報流出の危機意識の低さがよく表れている。
容疑者として浮かび上がった<城野美姫(井上真央)>の周辺にいる人々へのインタビューから徐々に人物像に近づく…はずなのだが、人それぞれ違う意見が出てきて混乱してくる。
さながら羅生門シチュエーション?
この辺の展開やマスコミ・ネットの反応は目新しい感じはしないが、それだけ本質的なものを含んでいるのだろう。
タイトルから「白雪姫」を想起させられるが、それより重要なのは「赤毛のアン」か。
子供時代の親友が語る話から城野の背景が見て取れて興味深く、伏線としての効果も抜群。
また、少女時代のアンにあやかった
三つ編みが愛らしい。(笑)
よく言われるように「
女の敵は女」…なのか、狭い世界で繰り広げられる女同士のバトルは陰険そのもの。
ミステリーの謎ときはそれなりに楽しめるが、少し都合よい部分も感じてしまう。
難しい役どころを演じた井上真央ありきではないか。これほど冴えない役柄はもしかして初めてかもしれない。その意味では改めて彼女の実力を知ることになった作品と言えるのかも。
マスコミの横柄さや、匿名性をいいことに好き勝手言いたい放題のネット住人に不満を持つ人にはいくらか溜飲を下げたかもしれないが、その筆頭であるアホの赤星を笑い飛ばせる人って実のところどれくらいいるのだろう?
(↑新しいPCで、初めてのエレメンツ作業〜。勝手がよくわからない。

)
余談ですが、隣のよくしゃべる仲のよさそうな若い女性客が上映前に自撮りをしていて、「Twitterにあげる?」とか話していた。
もしかしたら隣で映り込んでいるかも…。(笑)

新宿ピカデリーの1階ロビーではパトレイバーの銃(?)の展示がありました。
もうじき公開だよね。
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